わろてんか|関東大震災を契機に吉本に出演した東京の落語家たち
朝ドラ『わろてんか』では、関東大震災の際に北村笑店が東京の落語家や芸人に
救援物資を送ったことが縁で、風鳥亭の高座に東京の落語家たちが上がることになります。
他の記事でもご紹介しましたが、これらは吉本興業部のリアルなエピソードに基づく実話です。
救援物資に対する恩義や義理、さらには東京の寄席が開演できないなどの理由で、
続々と東京の高名な落語家や芸人たちが吉本の花月の舞台に立っています。
その豪華なメンバーをご紹介します。
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関東大震災を契機に吉本に出演した東京の落語家たち
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三代目柳家小さん
1857年9月20日~1930年11月29日
「柳家小さん」と言えば、落語家としてはじめて人間国宝に認定された5代目が
有名ですが、3代目の小さんも落語協会の2代目会長を務めるなどした重鎮です。
関東大震災当時は蒲田に住んでいましたが、林正之助が救援物資を届けた縁で交友を深めています。
大阪の花月の舞台はもちろんのこと、吉本主催で九州巡業などをおこなって連日大盛況だったとのこと。
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二代目桂小文治
1893年3月28日~1967年11月28日
落語睦会に所属して、「睦の四天王」と呼ばれたほどの名人。
初代桂春団治は兄弟子。
五代目柳亭左楽
1872年4月12日~1953年3月25日
初代落語協会の会長で、芸よりも政治力と人望の厚さで重きをなした落語界の重鎮。
初代三遊亭圓歌
1876年6月10日~1927年10月22日
古典落語から創作落語まで幅広くこなした名人で、大正期にはかなりの人気落語家だった人物。
三代目神田伯山
1872年8月23日~1932年1月30日生
有名講釈師で任侠ものを得意とし、「清水次郎長伝」が十八番だった。
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