わろてんか|てんのスター芸人発掘作戦は実話なの?リリコが芸人に
朝ドラ『わろてんか』では、藤吉の遺志を継いだてんが女興行師として始動をはじめます。
まずは「スター芸人発掘作戦」というプロジェクトを立ち上げて、有望な新人を発掘していく
ことになります。
とりあえずは映画女優をやっているリリコを芸人に復帰させることからはじめますが、
プロジェクトにはトキのほか、歌子や楓といった女性陣の参加も見られます。
メンバーがなかなか魅力的で気になる「スター芸人発掘作戦」ですが、これはそもそも実話
だったのでしょうか?
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てんのスター芸人発掘作戦は実話なの?リリコが芸人に
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てんがはじめる「スター芸人発掘作戦」ですがこれは実話ではなく、ドラマオリジナルです。
ただしこれは大正末期から昭和初期にかけて、風太のモデルの林正之助が漫才師の発掘に
奔走したエピソードが下敷きになっています。
その際には花菱アチャコや横山エンタツ、ミスワカナと玉松一郎など、後にスターとなる
芸人たちを次々と発掘しています。
また吉本せいは夫の泰三を失った際には、数々の新たな試みに取り組んでいます。
まずせいがしたことは、莫大な借金の返済です。
寄席の買収を繰り返して成長していった吉本興業部ですが、泰三が亡くなった大正13年
(1924年)には30万円を超える莫大な借金がありました。
せいはこれらの借金を月々2900円を支払って返済していこうとしています。
さらには寄席の伝統的な演目である落語を基軸にしながらも、新たなムーブメントの漫才を
積極的に取り入れていく戦略を打ち出します。
漫才を強く推したのは弟の林正之助ですが、彼の意見を受け入れて、前記の新人発掘などにも
つながっていきました。
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加えて寄席の一部を活動写真館に転用したり、レビューの花月乙女舞踏団をデビューさせる
などもしています。
また寄席にマイクを積極的に採用したり、出囃子を和洋折衷にするなどの工夫もしています。
泰三の死後から2年程度でこれらのことをしており、せいの「変わらなければならない」という
気持ちがにじみ出ているようにも思えます。
ドラマでは泰三にあたる藤吉が亡くなるのが昭和5年(1930年)にずれ込んだことから
史実と話を合わせるために、「スター芸人発掘作戦」なるプロジェクトを立ち上げるのでしょう。
いずれにしても「スター芸人発掘作戦」の内容はフィクションが多くなると思われますが、
てんやトキのほか、歌子や楓まで加わって新人を発掘することになるようです。
このあたりの展開には興味がそそられますね♪
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