半分、青い。宇佐川教授・先生(塚本晋也)のモデルは実在の学者!

 

朝ドラ『半分、青い。』では、将来の夢や目標を模索していた律に大きな影響を与える人物が登場します。

 

その人物とは、西北大学理工学部教授の宇佐川乙男先生(塚本晋也)です。

 

律は当初宇佐川の授業に退屈して居眠りまでしてしまいますが、彼の開発した二足歩行ロボット「ロボヨ」やロボット工学の話に大きく惹かれることになります。

 

そしてその後、律は宇佐川の研究室に所属して、二足歩行ロボットの研究をはじめることになります。

 

漫画家を目指している鈴愛には遅れをとりましたが、律は宇佐川との出会いを通じて将来の目標を見つけて、その後に邁進していくことになります。

 

そんな重要な役割を果たす宇佐川教授ですが、実在のモデルとなっている学者がいました。

 

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宇佐川教授・先生(塚本晋也)のモデルは実在の学者!

 

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宇佐川教授のモデルとなっているのは、早稲田大学の教授だった加藤一郎博士です。

 

加藤一郎192552日―1994619日)

 

 

他の記事でもご紹介しましたが、ドラマの律が在籍する西北大学のモデルは早稲田大学です。

 

そして早稲田大学は実は二足歩行ロボットの研究の草分け的な存在で、1960年代から研究・開発を続けています。

 

そんな二足歩行ロボットの第一人者だったのが、加藤博士です。

 

加藤博士は早稲田大学理工学部の出身で、1967年に理工学部の教授に就任。

 

1984年に電子ピアノを演奏するヒューマノイド(人型ロボット)を開発。

 

 

翌年には人型二足歩行ロボットで人間のパターン歩行を実現。

 

また当時の二足歩行ロボットは下半身のみでしたが、加藤博士の研究によってロボットの歩行には上半身が重要であることが立証されて、それ以降の二足歩行ロボットには上半身が付くのが主流になっています。

 

このように30年にわたって二足歩行ロボットの第一人者だった加藤博士ですが、平成6年(1994年)に在職中に逝去しています。

 

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しかしその研究は弟子の高西淳夫教授や菅野重樹教授に引き継がれ、以降も早稲田大学は二足歩行ロボットのトップランナーとして知られています。

 

ちなみに長らく二足歩行型ロボットの研究は早稲田大学が最先端と思われましたが、1986年以前より自動車メーカーのホンダも秘密裡に開発を進めていました。

 

そして1996年(平成8年)にホンダが発表したP2と呼ばれるロボットは、大学研究室の開発したそれを遥かに凌ぐ水準のものだったため、世界中の研究者を驚かせて、以降のASIMOへとつながっています。

 

ちょっと話が横道に逸れましたが、ドラマの宇佐川教授は二足歩行型ロボット研究の第一人者であることや西北大学のモデルが早稲田大学であることなどから、宇佐川教授のモデルが加藤一郎博士であると考えます。

 

また宇佐川教授が登場する平成2年(1990年)には、加藤博士は未だ存命で大学の研究室で教鞭をとっていました。

 

そんな加藤博士がモデルとなっている宇佐川教授が、ドラマでどのように描かれるかも注目ですね♪

 

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