まんぷく|東太一(菅田将暉)のモデルや役どころ!若き弁護士
朝ドラ『まんぷく』に、人気俳優の菅田将暉さんが弁護士の東太一役で出演することが明らかになりました。
菅田さんと言えば、現在は飛ぶ鳥を落とす勢いの人気俳優で、話題作の連続ドラマや映画に数多く主演しています。
NHKの朝ドラへは2014年の「ごちそうさん」以来の出演で、「ごちそうさん」ではヒロインめ以子(杏)の成長した長男・泰介を演じていました。
そんな菅田さんが演じる弁護士・東太一のモデルや役どころをご紹介します。
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東太一(菅田将暉)のモデルや役どころ!若き弁護士
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まず菅田将暉さん演じる東太一の役どころですが、事務所を開いて2年目の若手弁護士で、経験は浅いものの頭脳明晰で強い正義感を持った好人物。
理不尽な理由で逮捕され有罪となった萬平(長谷川博己)を救うために、妻である福子(安藤サクラ)が東に弁護を依頼し、彼は萬平を救うために奔走するという役どころです。
さすが人気俳優の菅田さんを起用するだけに、東はなかなかいい役ですし見どころも多そうですね~
そんな東太一のモデルですが、京都大学の法学部長を務めた黒田覚博士が率いた安藤百福の弁護団の弁護士です。
昭和23年(1948年)の12月25日に安藤百福は自身の経営する貿易会館で、転勤するGHQの大阪軍政部長の送別会を開いていました。
ところがそこにGHQのMP(陸軍憲兵)が乗り込んできて、百福を逮捕します。
逮捕の容疑は脱税でした。
実はその前年の昭和22年(1947年)に百福は大阪南部の泉大津で製塩事業をはじめています。
事業と言っても実質的には当時あぶれていた失業中の若者たちに仕事を与えるのが目的で、百福自身も後日「金儲けをしようとする気持ちはなかった。何か世の中を明るくする仕事はないかと、そればかり考えていた」と語っています。
他にも漁船を買って若者たちと漁に出て、取れた魚を干物にしていますが、これらの事業の採算性はなく、ほぼ「ボランティア」と言っても差し支えないものでした。
ところが問題視されたのが若者たちへの小遣いです。
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現在でも会社は従業員に支払う給与分から納税分を源泉徴収して税務署に収めることになっていますが、百福が若者たちに渡していた小遣いが「給与」として解釈されて、その源泉徴収分を税務署に収めていなかった百福が脱税の罪で逮捕されたのです。
この背景には当時の日本は深刻な歳入不足だったことからGHQは徴税を強めており、その結果日本国民から激しい反税運動が起こっている最中という事情がありました。
逮捕された百福は新聞のGHQの新たな軍政部長から名指しで批判されており、まさに「見せしめ」だったのです。
また裁判は大阪のGHQの軍政部でおこなわれ、たった1週間で「4年の重労働」という判決が出ています。
しかも百福の言い分はいっさい聞いてくれなかったと言われています。
納得のいかない彼は税務当局を相手に訴訟を起こしますが、その弁護を引き受けたのが黒田博士ら6人の弁護団です。
とは言えこの弁護団のメンバーは黒田博士以外は明らかではなく、詳細は不明です。
そのためドラマで菅田将暉さん演じる東太一も、ほぼドラマオリジナルの登場人物と言って差し支えないようです。
史実では現在の司法取引のように、百福が訴訟を取り下げたことで釈放されますが、ドラマではどのような決着が見られるのでしょうか?
東弁護士の活躍も大いに期待ですね♪
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