まんぷく|野呂幸吉(藤山扇治郎・缶詰の人)のモデルや役どころ
朝ドラ『まんぷく』では、ヒロインの福子(安藤サクラ)が勤務する大阪東洋ホテルの厨房の料理人として藤山扇治郎さん演じる野呂幸吉が登場します。
藤山さんと言えば、祖父は松竹新喜劇の看板役者の藤山寛美さんで、伯母は女優の藤山直美さん。
当初は舞台俳優として活動していましたが、2013年に松竹新喜劇に入団して人気若手俳優になっています。
NHKの朝ドラは初登場となりますが、藤山さんが演じる野呂幸吉のモデルや役どころなどをご紹介します。
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野呂幸吉(藤山扇治郎)のモデルや役どころ
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藤山扇治郎さん演じる野呂幸吉のモデルとなっているのは、福子のモデルの安藤仁子が勤務していた都ホテルの電気室の整備士(名称不明)です。
彼は人当たりのいい仁子に恋をして、購買部が仕入れてきた缶詰を手に入れて、たびたび手渡しています。
当時の仁子は父親の重信と母親の須磨を養っており、生活にも余裕はなかったことから、この「差し入れ」は嬉しかったことでしょう。
ところが仁子は異性関係には非常に疎かったことから、この男性の好意に気づかずに、交際や恋などにも発展しませんでした。
ドラマの野呂のモデルになっている整備士ですが、このエピソードしか残っておらず、本名をはじめとしてその後などもまったくわかっていません。
そのためドラマの野呂に関してはほぼドラマオリジナルの登場人物で、彼に関するエピソードなどもほぼフィクションになります。
とは言え、ドラマの野呂はけっこう重要な役どころを果たします。
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野呂は福子に猛烈な恋心を抱いて、3年間にわたり缶詰を渡し続けますが(そのため「缶詰の人」などと呼ばれます)、それらは福子の姉の咲が病に倒れた頃に役立ちます。
また立花萬平(長谷川博己)が憲兵隊に拘束された時に、こともあろうに福子は憲兵隊に乗り込もうとするのですが、それを制止するのが野呂と歯科医の牧(浜野謙太)です。
さらに野呂は恋心が福子にまったく伝わらず失恋をすることになりますが、新たな恋の相手を見つけて猛アピールすることになりますが、この相手というのは福子の同僚の保科恵(橋本マナミ)となるようです。
しかし恵みを巡っては前記の歯科医の牧との争いになって、出征することになった野呂は敗れます(牧は身体検査で不合格となって召集されなかった)。
モデルとなった人物はほとんどエピソードは残っていませんが、野呂はけっこうな活躍をするキャラクターのようですね。
朝ドラ初出演となる藤山扇治郎さんの演技にも注目です!
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