とと姉ちゃん|常子たちの学費を出すのは隈井でなく滝子!大橋鎭子は?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子ら小橋家の一家は青柳滝子の
青柳商店を追い出されることになりました。
幸いにも近所の老舗仕出し屋の森田屋に住み込みで働くことができ、
とりあえず路頭に迷うことはなくなりましたね♪
そうは言っても男女の格差が激しかった昭和初期の時代です。
母親の君子の稼ぎだけでは食べていくことで精いっぱいで、常子、鞠子、美子の
学費のねん出ができません。
そこに救いの手を差し伸べるのが、青柳商店の番頭の隈井です。
隈井はなんと常子ら三姉妹の学費を出すと君子に申し出ます。
当初君子は遠慮しますが、隈井の熱心な説得と娘たちの行く末を考えた上で、
隈井に借金をする形でこれを受けることになります。
ところが常子らの学費を出すのは実は隈井ではありませんでした!
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常子たちの学費を出すのは隈井でなく滝子!
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実は常子たちの学費を出すのは祖母の滝子です。
滝子が隈井を使って、君子に学費の援助を申し出ていたのです。
まぁ~このあたりはベタな展開ですから、気づいた方も少なくないはずですね~
滝子は君子ら小橋一家を青柳商店から追い出した張本人ですが、
やはり以前とは大きく変わったのでしょう。
滝子はバリバリのビジネスウーマンで、人に弱みを見せることを嫌いますが、
小橋一家を青柳商店から追い出した後に、隈井に居所を調べるように命じたり
していましたから、母親や祖母としての一面は忘れていないようです。
滝子は娘時代の君子を追い出した後の後悔や喪失感に相当さいなまれたようですね~
番頭の隈井も自分の考えをそれほど押し付けなくなったと言っていましたし。
しかしプライドの高さと君子との意地の張り合いで、隈井を介しての
学費の援助となったわけですね~
しかも小橋一家の新たな居所は、滝子とは犬猿の仲の森田まつが仕切る
森田屋です。
ますます滝子も素直になれない状況となりますが、このあたりの複雑な関係は
物語を面白くしそうです!!
史実の大橋鎭子はどうだったの?
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ヒロイン小橋常子のモデルとなった大橋鎭子は昭和10年ころは深川木場ではなく、
下大井(現在の品川区)に住んでいました。
しかし父親の武雄を結核で失い、母の久子が女手ひとつで鎭子、晴子、芳子
の三姉妹を育てていた点はドラマ同様です。
そのころ久子がどのような仕事をしていたのかはわかっていませんが、
当時の女性の賃金は男性の40%程度ですからこれだけでは相当厳しい生活が
強いられていたはずです。
それにも関わらず大橋家の三姉妹が女学校まで進学できたのは、
久子の父で鎭子の祖父にあたる宮原満吉の援助のお陰です。
満吉は実業家で京都や新潟の事業で成功し、その後は北海道の小樽に住んでいました。
本来なら生活することもままならないはずの大橋家でしたが、満吉の支援もあって
鎭子は府立第六高等女学校で学ぶことができたのです。
この満吉の援助がなければ、鎭子は小学校卒業後に働かなければならず、
後の暮らしの手帖の創刊などもなかったように思います。
残念ながら満吉は常子の女学校の卒業直後に急逝してしまいますが、
まさに鎭子ら三姉妹にとって祖父の満吉は恩人にあたる人物です。
ドラマで満吉の役割を果たすのが青柳滝子ですが、滝子は単に
「いいお婆ちゃん」ではなく、君子との対立などの設定も加味されており、
なかなか一筋縄にはいかないようですね~
このあたりがドラマの醍醐味でしょうが、楽しみですね!!
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