とと姉ちゃん|常子のモデル大橋鎭子と川端康成の関係!浅からぬ縁とは?

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子は雑誌「あなたの暮らし」を刊行して

大ヒットさせることになります。

 

これは常子のモデルの大橋鎭子が「暮らしの手帖」を世に出した史実が

ベースとなっているのですが、同誌の特徴は工夫が凝らされた企画と

著名人の寄稿があげられます。

 

そして同誌に寄稿した著名人の代表格と言えるのが、

ノーベル賞作家の川端康成です。

 

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川端と言えば、「伊豆の踊子」「雪国」「古都」などの数多くの名作を

世に送り出したことで知られ、死後40数年たった現在でもその作品の

愛読者が多い不世出の大作家です。

 

そんな大作家の川端と大橋鎭子は浅からぬ縁で結ばれていました。

 

今回はこのあたりをご紹介していきます。

 

コンテンツ

常子のモデル大橋鎭子と川端康成の関係!浅からぬ縁とは?

 

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大橋鎭子が川端康成と初めて会ったのは、終戦後の昭和20年(1945年)です。

 

戦争が終わって鎭子が勤務していた日本読書新聞社発行の

「日本読書新聞」が復刊することになりますが、その第1号は

著名人の原稿を載せるという編集部の意向で川端康成に白羽の矢が立ちます。

 

当時は既に大作家であった川端ですが、その川端に原稿の依頼をする

大役に選ばれたのが鎭子でした。

 

鎭子は鎌倉にあった川端の自宅に赴き、原稿の依頼を直接本人にしましたが、

なんと川端は快諾!

 

鎭子は喜び勇んで編集部に戻りましたが、事は簡単には収まりませんでした。

 

その後鎭子をたびたび悩ませたのは、川端の遅筆です。

 

約束の日に川端邸を訪れた鎭子ですが、原稿ができていないので

5日後に来るように言われてしまいます。

 

川端は人気作家だったのである程度は覚悟していた鎭子でしたが、

なんとそんなやりとりが5回も繰り返されたのでした。

 

そして鎭子は5回目の時に、とうとう涙を流してしまいます。

 

しかしそれを見た川端は困惑し、大至急原稿を仕上げることを約束して、

鎭子を書斎へと招きました。

 

川端は鎭子の前で2時間程度で原稿を仕上げてくれました。

 

いや~このあたりには川端康成の性格も垣間見ることができますね~

写真などで見るとギョロ目で気難しい感じがしますが、優しい人だったのですね~

 

鎭子は川端の原稿を持って編集部へと向かいましたが、

途中で下駄の鼻緒が切れてしまい、片方は下駄、片方は足袋という姿で

走ったそうです。

 

このあたりはどれだけ鎭子が嬉しかったのかが表れていますね♪

 

暮らしの手帖にも寄稿!

 

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このような縁があった大橋鎭子と川端康成ですが、昭和23年(1948年)に

鎭子と花森安治が創刊した「暮らしの手帖」の創刊号でも、川端に寄稿を願います。

 

やはり当時の川端のネームバリューは計り知れなかったのですね~

創刊号の目玉となったわけです。

 

すると川端は鎭子のことを覚えており、実績のない新しい雑誌だったにも関わらず、

「暮らしの手帖」の創刊号に寄稿をしてくれました。

 

さらに川端は鎭子のことを気に入ったようで、その後も何かと鎭子を

可愛がってくれたばかりか、川端の紹介で鎭子は里見弴大佛次郎

高見順などの鎌倉在住の作家たちとも交流を持つことができました。

 

また創刊したばかりの「暮らしの手帖」に川端の記事が載った効果は大きく、

その後も様々な作家や著名人たちが、「川端が書いているなら」と

原稿の依頼を快諾してくれることになります。

 

このように川端康成は、「暮らしの手帖」の影の功労者と言ってもいいですね~

 

ドラマでも小橋常子は出版社を創業し、「あなたの暮らし」という雑誌を

大ヒットさせることになります。

 

その際には恐らく川端康成とのエピソードも描かれるでしょうね~

 

何といってもノーベル賞を受賞した大作家ですし、

前記の鎭子と川端のエピソードも微笑ましいですから♪

 

現時点で川端康成のキャスト等は不明ですが、なかなか楽しみですね!

 

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6 Responses to “とと姉ちゃん|常子のモデル大橋鎭子と川端康成の関係!浅からぬ縁とは?”

  1. ホット姉 より:

    川端康成もしくはモデル作家さんの主演してほしいですね。
    「あさが来た」も五代友厚や福沢諭吉、大隈重信が出てました。

    • rekidora より:

      ホット姉様

      コメントありがとうございます。

      恐らくドラマでも大橋鎭子の史実通り、多くの作家が登場すると思いますよ~
      実名かどうかは不明ですが、特に鎭子と縁が深かった川端康成や志賀直哉あたりは
      出てくるでしょう。

      「暮しの手帖」にはその他にも大勢の大物作家や著名人が執筆していますから、
      もしかしたらサプライズもあるかもしれませんね♪

  2. ラブターン! より:

    私も、川端康成に出演して欲しいと思います。
    しかし、あと一週間でとと姉ちゃんが終わってしまいますよね。(ちなみに、このコメントは9月18日に投稿しています。)
    今後のあなたの暮らしのことや、とと姉ちゃんが結婚するのかなど、ドラマにしたいことは沢山あるので、なかなか出演出来ないのではないでしょうか。

    話は変わりますが、とと姉ちゃんには結婚して欲しいです!史上初の一生独身ヒロインなんていやで見てられません。
    星野さんが急遽帰って来ればいいのにとありえなちことも考えてしまいます。

    長文&乱文すみません。

    • rekidora より:

      ラブターン!様

      コメントありがとうございました!!
      暮しの手帖は川端や志賀など文人の宝庫なのに、
      結局平塚らいていだけしか出演しなかったですね~

      星野さんについてもわたしも激しく賛成です!
      他の場面ではけっこう史実無視の展開が多いのにも関わらず、
      ヒロインの結婚についてはこだわりがあるようですね~

      朝ドラはハッピーエンドが定番ですから、
      常子が星野と結婚して幸せになることこそ最良のラストですよね~♪

      • ラブターン! より:

        rekidora様、返信ありがとうございます。
        そうですよね…朝ドラはハッピーエンドでないとつまらないし、朝を気持ちよく始められないと思います。
        でも、とと姉ちゃんにとって結婚以上に嬉しいことがあれば朝ドラとして成立するのではないでしょうか。
        ハッピーエンドで終わることを切に願っています。

        何度も投稿してしまい、また、長文&乱文ですみません。
        今後とも、このホームページを見続けますので、続行していただけると幸いです。よろしくお願い致します。

        • rekidora より:

          ラブターン!様

          わざわざメッセージありがとうございました!
          確かに結婚以上のものがあれば、視聴者は納得しますよね~
          終わりよければすべてよしですからw

          ただ、それがあるのでしょうか?
          ドラマを先読みしても何だか目ぼしいネタはなさそうです

          まぁ~このあたりは製作側に頑張ってもらうとして、
          とと姉ちゃんの終盤に期待しましょう!

          ご拝読いただき感謝、感謝ですw

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