とと姉ちゃん|常子のKT歯磨きはどうなる?驚きの結末と史実との違い
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子たちが作ったKT歯磨きが好評で
路上での販売も完売となりました。
ところが叔父の鉄郎がお金を借りていたやくざ者が現われて売上金を回収したばかりか、
1個30銭の歯磨きを10個1銭というとんでもない安値で買い叩こうとします。
歯磨きを10個1銭で売ってしまえば原価の回収すらできなくなってしまい、
作れば作るほど赤字となってしまいます。
順調にいっていた歯磨き作りに訪れたいきなりのピンチですが、
どうなってしまうのでしょう?
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常子のKT歯磨きはどうなる? 驚きの結末!
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いきなり現われたやくざ者ですが、その原因を作った鉄郎は雲隠れしてしまい、
常子らは窮地に立たされることになります。
ここで常子は星野武蔵に相談し、あるアイデアを思いつきます。
それはやくざ者には紙の包装の歯磨きを引き渡しつつも、
こっそりアルミ製のチューブの製品も作っておいて、
それを売り出すというもの。
中身は同じKT歯磨きですが、チューブの製品のほうが使い勝手もいいことから、
そちらのほうが売れるので、それで稼ぐというものです。
そして森田屋の面々の協力のもと、常子たちはチューブ入りのKT歯磨きを
大量生産することになります。
しかしそんなアイデアもヤクザ者に見抜かれてしまい、常子や森田屋の面々は
激怒したやくざ者に追い詰められることになります。
絶体絶命のピンチとなりますが、それを救ったのはなんと祖母の青柳滝子です。
滝子は青柳商店の男たちを率いてやくざ者に立ちはだかります。
さすがに木場の男衆も屈強ですから、やくざ者もこれには面食らって、
しまいにはほうほうの体で退散することになります。
これで万事うまくいくように思われたのですが、今度は突如歯磨きのチューブが破裂して、
小橋家の一家や滝子、森田屋の面々も歯磨きまみれとなってしまいます。
思わぬ形で最期を迎えるKT歯磨きですが、常子は物事に真剣に取り組む充実感を知りますし、
犬猿の仲だった滝子と森田まつにも一体感が生まれます。
KT歯磨きを販売してお金持ちになるという常子の夢はあっさりと霧散しますが、
常子は歯磨き作りを通してかけがいのないものを得るようで、それは後の人生にも
活きるように思います。
史実の大橋鎭子のOC歯磨きとの違い
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別の記事でも書きましたが、常子のモデルの大橋鎭子のOC歯磨きも
結局は失敗に終わります。
ただし、その大きな原因となったのは歯磨きの販売を提案して、
資金提供や販売の協力を約束してくれた鎭子の同級生の親の経済状態が
悪くなったことです。
これにより鎭子はOC歯磨きの生産のための運転資金を得られなくなって、
さらには販売の仕方もわからなかったことから断念するに至ります。
ただし、OC歯磨きもアルミ製のチューブが破裂するという不測の事態に直面しますが、
容器を陶器に代えることで何とかなります。
※チューブの破裂はアルミに酸、あるいはアルカリが反応したものと思われます。
ドラマのKT歯磨きと同じようにOC歯磨きも販売を断念することになりますが、
その経緯はちょっと違いますね。
またこれには余談もあって、鎭子は数名のリピーター向けにその後もOC歯磨きを
作り続けました。(少量ですが)
やはり元々は母親の久子の主治医の軍医から教わったものだけに、
OC歯磨きはなかなかのデキだったようですね♪
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