とと姉ちゃん|青柳滝子の病気は再生不良性貧血|死因になるの?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子ら小橋家の三姉妹の祖母
青柳滝子が病に倒れることになってしまいます。
それは昭和15年(1940年)のことで、当時は価格等統制令やアメリカからの
輸入禁止などにより、青柳商店は打撃を被っていたころ。
大黒柱の滝子が病に伏せてしまうのは青柳商店はもちろんのこと、
常子や君子の小橋一家にも大きな衝撃となります。
そして滝子が患う病気は再生不良性貧血です。
貧血ということですからさほど重くないと思いきや、
この病気はとても恐ろしい難病でした!
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青柳滝子の病気は再生不良性貧血|死因になるの?
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滝子が患うことになる再生不良性貧血とは、骨髄中の造血細胞が減少
することにより引き起こされる貧血です。
血液は骨髄で造られますが、造血細胞が何らかの異常をきたしてしまい、
赤血球をはじめとして、白血球や血小板などすべての血球が減少してしまうという
恐ろしい障害を生み出します。
「貧血」という名前ですが通常の貧血よりも遥かに重篤で、
1972年(昭和47年)には国の難病に指定されています。
赤血球が減少することにより動悸や息切れ、立ちくらみといった貧血の症状が
出るとともに、白血球の減少による免疫力の低下、血小板の減少による出血しやすい、
止血しにくいなどの症状が出ます。
現在ではこの再生不良性貧血は骨髄移植や免疫抑制療法などの治療手段がありますが、
昭和初期のころにはこれらの治療法もなく、ほとんど治らない血液疾患
とされていたようです。
そして上記のように白血球の減少による免疫力の低下のために、
感染症などにも罹りやすくなり、その症状も重篤になって
死に至るケーズも少なくなかったと言われています。
滝子が患う再生不良性貧血は、恐らく当時は「不治の病」のようですね。
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そして残念ながら、この病気が滝子の死因となるようです。
(この病気によって引き起こされた他の病気かもしれませんが)
しかし滝子は病に伏せる毎日を送ることはなく、最期に老舗女将の意地
を見せることになります。
いったんは国の統制下に入って青柳商店の営業を続けることを決意した滝子でしたが、
最終的には質の悪い木材を使うことを恥じて、自らの手で200年続いた
老舗材木問屋の暖簾を降ろす英断をします。
この滝子の「よい物しか売らない」という姿勢は、その後に出版社を立ち上げることになる
常子に確実に受け継がれていくことでしょう♪
その後滝子は息子の清とともに木曽の療養地へと旅立ちますが、
その際に青柳商店は一時的に軍に貸すことや戦争が終わったらまた戻ってきて
青柳商店を立ち上げることを約します。
しかし既にその頃には滝子は自らの余命を悟っていることでしょうし、
わざと気丈に振る舞っていることは明らかですので、
いっそうの悲しみを誘うことになりそうです。
常子ら小橋一家にとってもショックでしょうが、最後まで自らの哲学を貫こうとする
滝子の姿勢には必ずや共感を覚えるはず。
視聴者としても滝子が亡くなってしまうのはとても残念ですが、
滝子の最後の雄姿を瞼に焼き付けたいと思います。
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