とと姉ちゃん|谷誠治も五反田一郎も戦争に行く!戦死してしまうの?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子は甲東出版に就職し
出版業界に入ることになりました。
この甲東出版で出版に関するノウハウを学んでいく常子ですが、
決して大きくない出版社だけに常子も色々と大変そうですね~
しかしその後、生涯のビジネスパートナーとなる花山伊佐次との出会いなどもあって、
常子は甲東出版でかけがえのないものを得ることになります。
ところで非常に心配なのが当時の時勢です。
常子が甲東出版に入社したのは昭和16年(1941年)のことで、
既に日中戦争は長期化しています。
さらに同年の12月には太平洋戦争が開戦となり、その後の日本の命運は
周知のとおりです。
そして太平洋戦争の末期には戦局の悪化・人員不足から、
多くの人びとが戦地に送り出され、戦死してしまいました。
甲東出版の社長兼編集長の谷誠治(山口智充)や五反田一郎(及川光博)らも
戦地に送り出され、戦死してしまうのでしょうか?
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谷誠治も五反田一郎も戦争に行く!
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まず甲東出版の社長兼編集長の谷誠治も、編集者の五反田一郎も徴兵され、
戦争に行くことになります。
谷は昭和19年(1944年)に出征し、その頃には他の編集部員も徴兵されていたので、
甲東出版は常子と五反田のふたりしかいなくなります。
常子と五反田で細々と営業を続けていた甲東出版でしたが、同年の暮れに
とうとう五反田にも召集がかかり、戦地へと送られることになってしまいます。
そのため甲東出版を守るのは常子ひとりとなってしまいます。
ただし五反田は出征の際に必ず戻って来ることを誓って、生還した暁には
心から作りたい雑誌を作ろうと常子に呼びかけます。
この五反田の想いは常子に大きな影響を与えるようですね♪
戦争というどうしようもないものに巻き込まれた谷や五反田の姿を見て、
心の底から作りたい雑誌づくりへの想いもさらに強まるようです。
谷や五反田は戦死してしまうの?
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戦争に行った谷や五反田ですが恐らく無事に生還することができて、
戦死する可能性は低いと考えます。
と言いますのも、谷や五反田の共通のモデルとなっていると思われる
日本読書新聞の編集長の田所太郎は無事に戦争から生還しています。
田所は終戦間際の昭和20年(1945年)春に徴兵され、それがもとで
日本読書新聞は休刊に追い込まれます。
しかし同年の8月20日に無事に生還することになります。
さらに五反田一郎の人物像に影響を与えていると思われる柴田錬三郎も、
昭和17年(1942年)に召集されますが、昭和20年に無事に帰国しています。
このように常子のモデルの大橋鎭子が所属した日本読書新聞の主要なメンバーは、
運よく戦死せずに生還しています。(なお、柴田錬三郎は戦後にメンバーになる)
このことからすれば、ドラマの甲東出版の谷誠治や五反田一郎も召集はされますが、
戦争終結後に無事に戻ってくる可能性は非常に高いと思われます。
常子の出版社が本格的に動き出すのも戦後ですから、その際に彼らが果たす大きな役割に
鑑みれば、恐らく戦争は切り抜けるように思えます。
常子にとっては出版業界での最初の師にあたる谷や五反田の戦後での活躍が期待されますね♪
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