とと姉ちゃん|中田綾はカフェのホステスに身を落とす!その役割は?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、中田綾(阿部純子)が変わり果てた姿で再登場し、
常子と再会することになるのは別の記事でご紹介しました。
綾は夫は戦死し、義母にはいびられて、あげく戦後の混乱期に赤ん坊を連れてさまよう
四面楚歌状態。
※追記
義母にいびられた点は脚本変更により割愛されたようです
以前のお金持ちのお嬢さんだった綾からすれば想像もつかない姿で、
常子もひどく驚くことになります。
しかし綾の転落はこれに留まらず、なんとカフェ(カフェーとも言う)の
ホステス(女給)にまで身を落とすことになります。
コンテンツ
中田綾はカフェのホステスに身を落とす!
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まず中田綾がホステスとなるカフェとは現在の意味の喫茶店ではなく、
特殊喫茶とも言われた風俗営業のお店です。
カフェは明治末期に登場し、大正時代や昭和初期に人気を博しました。
基本的には飲食店ですが、ホステスが体を密着させるなどして男性客を接客します。
当時としては異性の体を触ること、特に若い女性の体を触ることなどの機会は
なかなかなかったので(社会常識としてもご法度とされた)カフェは稀有な存在でした。
後にバーやクラブ、スナックなどと名称を変えていくカフェでしたが、
娯楽が少なかった終戦後も多くの男性客を虜にしていきました。
そして綾は新橋のカフェ浪漫で「雅」という源氏名で別人のような厚化粧をして、
男性客を接客し、それを見た常子は呆然となります。
しかもそればかりか、綾は常子に家賃を払うお金を無心することになります。
現時点でお金持ちだった綾の実家の詳細は不明ですが、
どうやら戦争によって資産を失うなどしたようですね。
それにしてもあれほど気品に溢れていた綾がホステスになることや
常子にお金を貸してほしいというのにも驚きですね。
当時のカフェのホステスの基本的には無給で、
客からのチップが収入源だったので不安定でした。
どうやら綾も赤ん坊を抱えていることからまともな仕事に就くことはできずに、
カフェで働いていると思われますが、気になりますね。
綾の果たす重要な役割とは?
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実はその後、綾たちカフェ浪漫のホステスは常子らにとって
重要な役割を果たすことになります。
というのも、常子らが立ち上げたファッション誌「スタアの装ひ」は、
反物からワンピースを作ったりする企画を掲載しますが、
そこで一役買うのがカフェのホステス達です。
当時は物不足で洋服を入手するのも困難だった時代です。
そんな最中、花山伊佐次のアイデアで和服から洋服を作る企画が生まれますが、
本当にそれが可能かテストする役割を果たすのが綾たちカフェのホステスなのです。
後に消費者代表として様々な企画に携わることになる梢(佐藤仁美)も、
その中にいるでしょう。
綾たちホステスの役割はいわばモニタリングですから、
雑誌の作り手の常子や花山にとってはかなり重要な存在ですね。
最終的には常子の出版社に合流すると思われる綾ですが、
そこに至るまではかなりの苦労と転落人生を送ることになりそうですね…
ちなみに綾のモデルとなった大橋鎭子の女学校時代の親友の中野家子ですが、
カフェで働いていたという事実は確認できませんでした。
詳細は不明ですが、恐らくこのあたりのストーリーはドラマオリジナルのようですね。
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