とと姉ちゃん|暮しの手帖の作家が凄い!平塚らいてうだけじゃない!

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、次女の鞠子が平塚らいてう

原稿の依頼をすることになります。

 

雑誌「あなたの暮し」の売れ行きは順調とはいえ、

まだまだ認知度の低い小さな出版社です。

 

らいてうから寄稿を取り付けるのは困難が伴いますが、

鞠子の最後の大仕事となりますので見どころも多いはずです。

 

ところでモデルとなった「暮しの手帖」はその良質な記事の内容

はもちろんのこと、創刊号から豪華な執筆陣を起用したことでも

知られています。

 

現在でも多くの著名人が同誌に寄稿していますが、

特に創刊初期に寄稿した作家たちはかなり豪華で凄いメンバーです!

 

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とと姉ちゃん|暮しの手帖の作家が凄い! 平塚らいてうだけじゃない!

 

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「暮しの手帖」の創刊号から第40号までに寄稿した

主な作家・小説家は次のとおりです。

※カッコ内は代表作

 

(第1号~20号)昭和23年~昭和28年3月

川端康成(雪国)

田宮虎彦(足摺岬)

平塚らいてう(円窓より)

石井桃子(ノンちゃん雲に乗る)

高見順(化粧)

幸田文(おとうと)

壺井栄(二十四の瞳)

室尾犀星(火の魚)

堀口大学(ヴェルレエヌ)

井伏鱒二(黒い雨)

里見弴(恋ごころ)

志賀直哉(暗夜行路)

武者小路実篤(お目でたき人)

大佛次郎(赤穂浪士)

三島由紀夫(金閣寺)

石坂洋次郎(青い山脈)

火野葦平(麦と兵隊)

草野心平(実説・智恵子抄)

柴田錬三郎(眠狂四郎)

吉川英治(宮本武蔵)

 

(第21号~40号)昭和28年9月~昭和32年7月

阿川弘之(山本五十六)

大宅壮一(日本の遺言)

坂口安吾(堕落論)

平林たい子(秘密)

佐藤春夫(李太白)

 

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主な作家のみピックアップしましたが、どの人物も教科書に登場するほどの

有名作家です。

 

第21号以降は人数が少なく思えますが、これは再び執筆した作家を

省いたためです。

 

特に田宮虎彦、志賀直哉、幸田文、井伏鱒二あたりは何度も寄稿しており、

平塚らいてうもトータルで4回登場しています。(但し、2回は座談会)

 

しかも作家以外でも、政治家の吉田茂、鳩山一郎、芸術家の安井曽太郎、

棟方志功、俳人の中村汀女など当時のビッグネームがズラリと並んでいます。

 

ちなみに「花子とアン」でヒロインのモデルだった翻訳家の村岡花子も

同誌に寄稿しています。

 

なぜこのような人物たちが創刊間もない無名の雑誌に寄稿したかと言えば、

ひとえに大橋鎭子の交渉力です。

 

鎭子は粘り強く、打たれ強い性格だったので、何度断られても足を運び

粘って原稿を勝ち取ることもしばしばでした。

 

また彼女は思いやりに溢れ、喜怒哀楽をストレートに表現する面なども、

作家たちに気に入られました。

 

特に川端康成志賀直哉には可愛がられ、里見弴や高見順は

川端つながりで寄稿してくれたものです。

 

また創刊号で川端の原稿を掲載した効果は非常に大きく、

無名の雑誌ながらも「あの川端が書いたなら」と快諾してくれた

著名人も多かったようです。

 

このように「暮しの手帖」には第40号あたりまでは

かなり豪華なメンバーの随筆が並びましたが、

それ以降は随筆の割合は減っていきます。

 

これはこのあたりから後の目玉企画となった「商品テスト」の誌面が増えたため、

やむなくこれらを削ったようです。

 

しかしその後も伊藤整や井上靖といった著名作家も寄稿していますし、

現在でもたびたび著名人は登場します。

 

ドラマでは平塚らいてうは登場しますが、他の作家たちはどうなのでしょうか?

 

及川光博さん演じる五反田一郎は柴田錬三郎をモデルとしている面も

あることから、「あなたの暮し」に寄稿しそうですね♪

 

そのあたりも楽しみです!

 

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