べっぴんさん|なぜ坂東営業部なのか?名前が会社や商店じゃない理由
朝ドラ『べっぴんさん』では、ヒロインのすみれの父坂東五十八は
「坂東営業部」という繊維会社を経営しています。
しかも経営は順調のようで、神戸に瀟洒な洋館を建ててすみれやゆりの姉妹は
何不自由ない生活を送ることになります。
ところで八十八の会社の「坂東営業部」という名前は変わってますよね?
普通だったら「坂東商店」や「坂東繊維会社」などが想像されますが、
会社なのになぜか営業部です。
そしてその理由は、モデルとなった佐々木営業部にありました。
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なぜ坂東営業部なのか?名前が会社や商店じゃない理由
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坂東営業部のモデルは、佐々木八十八が設立した繊維卸売会社の
佐々木営業部です。
八十八は当初は貿易会社を設立しますが、明治35年(1902年)に
この会社を設立します。
同社は日露戦争の勃発とともに、外套や防寒シャツ、靴下、
ももひきなどを軍に大量に納入することになって大成功します。
そして戦時中は総合商社の江商に吸収合併されたこともありましたが、
戦後に再び独立し、後継者の尾上清(野上潔のモデル)の活躍もあって、
その後はアパレル大手のレナウンとなります。
同社は昭和30年(1955年)にレナウン商事に商号を変更しますが、
それまでは佐々木営業部という名称で活動してきました。
現在でも変わった名称に思えますが、明治の設立時もかなり奇妙な
名称だったらしく、いぶかしげに思う人も少なくなかったといいます。
で、なぜ「営業部」だったかといえば、そこには八十八の壮大な構想
があったのです。
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実は八十八は最終的には財閥を作り上げる夢を抱いていました。
さすがに大財閥だった三井や三菱は無理としても、当時は新興財閥だった
大倉財閥や古河財閥あたりには肩を並べることができると考えたのかも
しれません。
そのためまずは営業部を設立して、後に工業部や製造部を設立する
プランでした。
そしてある程度の部が出来上がった時に、「佐々木商店」なり
「佐々木会社」なりの統括会社を作る計画だったのです。
そのため佐々木営業部という名前で営業を開始したのです。
残念ながら八十八の財閥のプランは夢に終わりますが、
こと商売に関してはかなりの野心家であった面が窺えますね~
実際に佐々木営業部は大成功し、ひとかどの富豪として知られることにも
なりますから、彼の商才はかなりのものです♪
ドラマの坂東五十八が経営する繊維会社が「坂東営業部」という
変わった名前であることは、このあたりを下敷きにしているのでした。
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