べっぴんさん|坂野惇子の刺繍や洋裁の腕前が凄かった!すみれは?
朝ドラ『べっぴんさん』では、すみれ(渡邉このみ)は
入院中の母親のはな(菅野美穂)のためにハンカチに刺繍をしますが、
なかなかうまくいきません。
すみれとゆりの刺繍を施したのですが、父親の五十八(生瀬勝久)に至っては、
何のデザインかすらわからずに、幼いすみれを傷つけてしまいます。
ところが一見大人しい彼女ですが実は芯は強く、悔しさのあまり
その後も練習することになります。
そして女学校に入学後は手芸倶楽部に入り、多田良子(百田夏菜子)や
田坂君枝らとも出会い、洋裁や手芸の腕前も上げることになります。
しかもこれらは戦後のベビーショップの起業の際に大いに役立つことになり、
まさに芸に助けられることになるのです♪
そんなすみれのモデルの坂野惇子も凄い腕前を持っていました!
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坂野惇子の刺繍や洋裁の腕前が凄かった!すみれは?
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まずすみれのモデルの坂野惇子は甲南女学校に通っていましたが、
戦前の女学校は良妻賢母の育成も兼ねていたので、洋裁や裁縫は
主要科目のひとつでした。
教育のカリキュラムに組まれていたわけですから、
それなりの技術を持った教員が指導していたので、
女学校の卒業生とそうでない者の技術の差はかなりありました。
しかも惇子は実際に子どもの頃から洋裁が好きで、
実家も資産家でしたから「英才教育」を受けていました。
女学校時代には、近所のフランス人から人形作りや刺繍を習っていました。
また同時に大阪にあった伊東茂平洋裁学校に通い、その手ほどきを
受けています。
伊東は日本の服飾デザイナーの先駆けとして知られ、
戦後は杉野芳子らと並び一流デザイナーとして知られた人物です。
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さらには当時関西圏で著名な洋裁家として知られた木川章子にも、
教えを受けています。
惇子の熱意は結婚後にも続き、アップリケで知られた北島政子に
手芸に関する出張授業も受けています。
このように彼女は洋裁や手芸の分野においては、かなり高度な教育
を受けており、その腕前もプロ級であったことがわかりますよね?
実際に彼女は刺繍やアップリケはもちろんのこと、型紙をとって
洋服を作ることさえ朝飯前にできました。
ちなみに女学校時代の同級生でともに起業することになる田村江津子
(多田良子のモデル)も、カネボウの初代デザイナーになった田中千代や
惇子と同じく木川章子の指導を受けています。
またその義理の姉で同じく創業メンバーとなる田村光子(高西悦子のモデル)は、
木川章子の一番弟子です。
このように彼女たちはまさに手芸などのプロ集団であったのです。
ドラマでもすみれや良子、君枝たちは手作りでいろんな物をいとも簡単に
作ってしまうことになりそうですが、これらはあながち間違いではないのです。
彼女たちの腕前にも注目ですね♪
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