べっぴんさん|あさやのモデルのモトヤではどんな商品を売っていた?
朝ドラ『べっぴんさん』では、すみれたちの
ベビーショップあさやが開店しました。
当時は子供服や赤ちゃん用品を取り扱っているお店は
ほとんどないことから、インパクトは強いですね~
とは言え物不足の時代ですから、素材となった生地などは
闇市で調達せざるを得ず、お店の経営も素人同然ですから、
今後は集客などに一苦労するはずです。
ところでベビーショップあさやでは今のところ赤ちゃん用の
おしめや肌着などの衣料品しか扱っていないようですが、
モデルとなった坂野惇子たちのベビーショップモトヤは
どんな商品を売っていたのでしょうか?
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あさやのモデルのモトヤではどんな商品を売っていた?
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坂野惇子たちがはじめたベビーショップモトヤは、
昭和23年(1948年)の12月4日に開店しました。
場所は三宮センター街の元田靴店内で、
2台のショーケースだけで販売を開始しました。
開店当初扱っていた商品は、よだれかけやレギンス、
刺繍やアップリケが施されたエプロンやサックコート、
ソックスや手袋です。
小物も扱っており、バスケットケースや布製のかばん、
子供用の食器なども販売していました。
衣類や布製品は事前に生地を洗ったり、霧吹きで水をかけた上で
アイロンがけをして、その後に洗っても縮まないように工夫をしていました。
また生地や糸も惇子が戦前から持っていた外国製の高級品を使っていました
ので、こちらもその後に色落ちなどはしませんでした。
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当時の日本は深刻な物不足でしたから世の中に粗悪品が溢れかえっており、
洗ったら信じられないほど縮んだり、色落ちするのは日常茶飯事でした。
そのためベビーショップモトヤの衣類や布製品は「物がいい」ということで
評判となりました。
また特注での仕立てなども受けており、客が持参した製品に刺繍や
アップリケもしていました。
さらにクリスマスが近かったので企画商品として、
「キャンディベル」という商品も売り出しました。
これは装飾用の銀ベルにキャンディを詰めて、セロファンで包んで
リボンに柊の実をあしらいました。
当時としては高価な100円で売り出したのですが、毎日20、30個売れる
ヒット商品となりました。
このキャンディベルのヒットをきっかけに、惇子らはちょっとした工夫で
ほかの店に置いていない商品を生み出せることを学びます。
これらはファミリアとなった後も、商品づくりの際の大きなヒントとなりました。
ドラマではすみれたちはまだ衣料品を中心に販売していますが、
その後は様々な商品を手掛けていくように思われます。
このあたりも楽しみですね!
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