べっぴんさん|五十八が隠居でドラマから退場してしまう!
朝ドラ『べっぴんさん』で、要所で重要な役割を果たしてきたのが
すみれの父の五十八です。
潔が坂東営業部の再興を焦るあまり粗悪品を販売していた折には、
商売や人生の基本を説きました。
また闇市の元締めの根本と対峙した際には、信じるべき未来の大切さを
説いて根本を翻意させました。
終戦後にすべてを失って、一度は近江に隠居することを考えましたが、
潔の坂東営業部の再興の言葉で踏みとどまりましたね♪
正直なところ今の五十八がどこに住んでいて、何をやっているかなど
ツッコミどころも多いのですが、すみれにしても潔にしても
ここぞという場面で頼りになる存在であることは確かです。
そんな五十八ですが今度は本当に隠居してしまって、
ドラマから退場してしまうことになります!
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五十八が隠居でドラマから退場してしまう!
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五十八が本当に隠居してしまうのは、紀夫が戻って来てからすぐです。
彼は入り婿ながら坂東家の家督を継ぐ者ですから、
無事に帰国できたことは五十八にとって大きな節目となるようです。
そのため実家の近江に戻って、兄の長太郎の仕事を手伝うという名目で
隠居してしまいます。
まぁ~現在も仕事をしているような感じもないですし、貴族院議員の地位も
失っていますから半ば隠居状態ではありますが、ここまでの彼の果たしてきた
役割を思うと、ドラマから退場してしまうのは残念ですね~
もちろん近江には執事の忠一郎も同行しますから、このコンビは揃って
フェイドアウトしてしまいます。
そんな五十八ですが、去り際に大きな役割を果たすことになります。
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それは紀夫の目を覚ますこと。
彼はつらい戦争体験がもとで人間不信に陥っており、自分の居場所がないことを
理由に坂東営業部にもすんなりと復職しません。
言うまでもなく彼は将来の坂東家の当主ですから、誰もが坂東営業部に
復職すると思っていました。
そんな紀夫に五十八は潔とゆりに力を貸してほしいと言葉をかけますが、
就職活動がうまくいかず、自分の能力すら卑下してしまう紀夫は
首を縦に振りません。
そんな紀夫を五十八は一喝します。
要は娘も坂東家もすべてお前に任せたんだから、もっとしっかりしろ!
ということですが、これにより紀夫も自らの過ちに気づき、
坂東営業部に復職することになります。
紀夫が戦争で負った心の傷は深く、本当の意味で元に戻るのはま
だまだ先のようですが、とりあえず五十八が喝を入れたことで、
働く気力だけは取り戻すことになります。
それにしても五十八は要所でいい仕事をしますね~
そんな彼がドラマから退場してしまうのは、寂しい限りです。
もちろんどこかで再登場はするでしょうが、登場の頻度はこれまでと比べても
著しく減ってしまいます。
前々作の朝ドラ「あさが来た」で、あさの父親の今井忠興が退場してしまった時と
同じような寂しさを感じます…
ちなみにそのモデルとなった佐々木八十八は、戦時中に疎開していた実家の京都で
戦後を迎えますが、既にその頃には隠居状態でした。
戦後初の内閣となる幣原内閣に文部大臣として入閣することも要請されていますが、
キッパリと断っています。
それを考えるとドラマの五十八のほうが戦後はややアクティブでしたが、
いよいよ見納めとなるでしょう。
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