べっぴんさん|商品が足りなくてキアリスがピンチ!どう乗り切る?

 

朝ドラ『べっぴんさん』では、すみれたちのキアリスが

大急百貨店に出店することになります。

 

紆余曲折はありますが10日間だけ大急の売り場を借りて、

自分たちの力を試すことになります。

 

有名百貨店で成功すれば知名度もグンと上がりますので、

ここは何としてもしっかりとやり遂げたいところです。

 

しかしそこには大きな問題があります。

 

そもそもキアリスの商品は、すべてすみれたちが手作業で作っています。

 

しかも自分たちのお店だけで売ることを想定していましたから、

百貨店向けの大量の商品を生産することはできません。

 

もちろん質も落とすことはできないので、すみれたちは高品質の商品を

大量に確保しなければならない難しい問題に直面することになります。

 

このピンチをどのように乗り切るのでしょうか?

 

史実のエピソードとともにご紹介します。

 

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商品が足りなくてキアリスがピンチ!どう乗り切る?

 

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まず大急百貨店の出店に際し、商品の大量生産が必要になりますが、

キアリスの生産部隊となるのが時子、綾、文、千代子の

近所の主婦四人組です。

 

すみれたちは彼女たちに本格的な裁縫や商品のつくり方を教え込んで、

生産を任せることになります。

 

ちょうど時子たちも手に職をつけたかったので、これには願ったり叶ったり

で喜んで生産を引き受けることになります。

 

いちおう時子たちはキアリスのお客さんですが、ベビー相談室や

ファッションショーの際も手を貸してくれたりと、もはや身内同然ですから、

すみれたちにとっては頼もしいですね~今後はキアリスの生産部隊として

活躍することになります。

 

そして商品の生産をする作業場は、なんと君枝の家の2階を使うことになります。

 

君枝の義母の琴子は混乱して断固反対しますが、君枝はもちろんのこと

時子たちの懇願もあって、渋々これを許すことになります。

 

ドラマではこのような流れとなりますが、モデルとなった坂野惇子たちの

ファミリアも阪急百貨店に出店する際には、大量の商品を確保しなければならない

という課題に直面しました。

 

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当初は商品づくりは惇子と田村光子(一部明美のモデル)の家で

なされていきましたが、次第に光子が一手に引き受けることになりました。

 

しかし商品数が増えるごとに光子の家には大量の材料や製品が積み上げられる

ことになってしまったので、後の敷地内に新たな作業場を建設することになります。

 

彼女の家は住宅地の岡本にあったので、その作業場は「岡本研究所」と呼ばれ、

末永くファミリアの製品を供給し続けました。

 

また商品づくりの大きな担い手となったのは、田中千代洋裁学校

卒業生たちです。

 

田中千代は日本の女性デザイナーの草分け的な存在で、

美智子妃の成婚の際の衣裳の製作を担当したことでも知られています。

 

戦後はドラマの潔のモデルの尾上清と組んで「田中千代デザインルーム」

などを展開した縁で、卒業生を送り込んでくれたようです。

 

このようにしてファミリアは百貨店進出の際の課題だった、

商品の大量生産の問題を解消しています。

 

ドラマでは近所の主婦四人組に変更されていますが、

彼女たちの奮闘にも期待ですね♪

 

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