べっぴんさん|すみれが無断外泊で紀夫に殴られるのは実話!
朝ドラ『べっぴんさん』では、なんとすみれが紀夫に
殴られてしまうことになります。
事はちょうどキアリスが、大急百貨店の支店にお店をオープンする頃です。
当時は大忙しでお店の開店準備をしますが、開店の前日の百貨店の閉店後に、
すみれはお店のレイアウトに違和感を覚えます。
それで土壇場でレイアウト変更をおこなうと言い出しますが、
明美や君枝も彼女のセンスを信頼しているので任せることになりました。
しかしあまりにレイアウト変更に夢中になり過ぎて、夜の11時の
施錠の時間を過ぎてしまいます。
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そのため百貨店から出られない状態になってしまい、
携帯電話もない時代ですから紀夫にも連絡がとれません。
当の紀夫も妻がいつまで経っても帰宅しないことから、
ひどく心配することになり警察に行くことも考えます。
しかし君枝からレイアウトの件を聞いたことから、
とりあえず一晩待つこととなりました。
結局すみれは売り場で寝て、翌朝帰宅しますが、徹夜で帰りを待っていた
紀夫は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の頬を平手打ちしてしまいます。
温厚な紀夫が手を上げるとは、やはりかなり心配していたからでしょうね…
このことをきっかけとして、すみれは家庭と仕事の両立に悩むことになり、
その結果、キアリスを退社してしまう遠因のひとつになってしまうのです。
で、このエピソードはモデルとなった坂野惇子と通夫の実話に基づいています。
話しはファミリアの前身のベビーショップモトヤを開いたあたりの
昭和23年(1948年)12月ごろ。
同店は開店からかなり繁盛したことから、商品の補充が追いつきませんでした。
そのため惇子ら創業メンバーは商品づくりに追われて、
惇子は徹夜の連続の日々を送っていました。
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そんなある日、彼女は店じまいをした後に、阪急電鉄の最終電車に乗りますが、
あまりの疲れから寝込んでしまって、自宅のあった塚口駅を降り過ごしてしまいます。
そして目を覚ますと、そこはなんと阪急電鉄の車庫でした。
終着駅で車掌や駅員も気づかなかったことから、惇子が乗った状態で
電車がしまわれてしまったのです!
彼女はどうすることもできないと悟り、電車内で一晩を過ごすことになりました。
妻が帰宅しない通夫はかなり心配したようで、翌朝惇子が帰宅すると
烈火のごとく怒ったといいます。
そして家庭を疎かにするのだったら店を辞めてしまえとも言いだしました。
惇子は深く反省し、それ以降は家庭や家族に決して迷惑をかけないことを
誓いました。
このような実話がドラマの下敷きになっていますが、どうやらリアルの
坂野通夫は手は上げていないようです。
とは言え、夢中で仕事に邁進するあまり、夫や家庭に迷惑をかけたのも
事実ですし、当時は妻は家を守るべきという風潮が強かった時代。
惇子がこのエピソードをきっかけに、深く反省したのも想像に難くないですね~
ドラマではこの実話を使って、仕事と家庭の両立に葛藤する
すみれの姿を描くようです。
しかもことのほか彼女の悩みは深く、やがてはキアリスを辞めてしまうという
ドラマチックな展開も待っています。
このあたりはドラマの大きな見どころにもなりそうですから、注目ですね♪
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