べっぴんさん|紀夫はいつキアリスの社長になる?どう変わる?
朝ドラ『べっぴんさん』では、紀夫がキアリスに入社しました。
ところが彼は朝礼などや名前の呼び方を勝手に決めて、
キアリスの面々から反発されることになります。
坂東営業部で働いていた頃の彼は、そんなにキビキビとした
感じでありませんでしたし、いきなり変なギアが入ってしまった
のでしょうか?
急に肩の力が入り、饒舌になるなど不自然さも感じますが、
何より空回り気味なのも心配ですね…
紀夫はいずれキアリスの社長になるでしょうが、より人間的に
成長する必要もあるようです。
そんな彼がキアリスの社長になるのはいつなのでしょうか?
またどのように成長していくのでしょうか?
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紀夫はいつキアリスの社長になる?どう変わる?
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まず史実のほうから説明すると、紀夫のモデルの坂野通夫は
昭和27年(1952年)10月にファミリアに取締役として入社します。
そしてその半年後の昭和28年5月に初代社長の元田蓮が辞任しますが、
その後は社長の座は空位となります。
誰の目から見ても次期社長は通夫でしたが、彼は会社全体の経営状態を把握し、
改めるべきところを改革した後に社長に就任すると考えます。
そのため経理などの財務を改革したり、在庫や経費節減などにも
手を付けたばかりか、店内の清掃や売り場の採光や温度といった
細かいところまで変えていきます。
そのため坂野惇子たち創業メンバーは商品の製造や販売に専念できるように
なるのですが、通夫の社内改革は売上を大いに伸ばすことになります。
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彼がファミリアの二代目社長になるのは入社から4年後の昭和31年(1956年)
ですが、入社時の同社の年間の売上が約3,000万円であったところ、
社長就任時のそれはなんと1億円を超えていました。
4年間で売上を3倍増とするのは凄いですね~もちろんすべてが彼の力では
ないでしょうが、その有能ぶりが十分に示される数字です。
そして通夫が社内改革で気づいたことは、女性の「直観力」や「発想力」
です。
これは男性にはないもので、子供用品を作る上には欠かせないものと
考えるようになります。
そのため男女の和や協力を企業理念に取り入れるとともに、
女性の能力や役割を重視しました。
たとえば彼は軍隊仕込みだったので、社員を叱る時はかなり厳しいものが
あったのですが、徐々に叱った後にジョークを交えてフォローするなど
変わっていきました。
このあたりも女性社員が多いという事情を重視した、彼なりの工夫のように
思えます。
そのため後に社員たちからは絶大な信頼を寄せられ、慕わられもしました。
史実のこのような経緯に鑑みれば、ドラマの紀夫も女性と男性の違いに気づき
徐々に変わっていくはずです。
キアリスに入社直後は堅苦しい面もありますが、それも変化して社員たちの
信頼を獲得していくでしょう。
恐らく彼がキアリスの社長になるのは、舞台が昭和30年代に移ってからと
なりそうです。
その頃のキアリスは大いに成長していきますから、彼の手腕にも注目ですね♪
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