べっぴんさん|ジャズ喫茶ヨーソローの意味やモデルは?
朝ドラ『べっぴんさん』では、時が流れて昭和34年(1959年)に移ります。
そして新たに重要な舞台となるのが、ママである大村すず(江波杏子)が
経営するジャズ喫茶「ヨーソロー」です。
ここにはすずのほか、ミュージシャンを目指す青年の河合二郎(林遣都)、
アルバイトの山本五月(久保田紗友)など、成長したさくら(井頭愛海)
たちに影響を与える人物が集う場所です。
高校生になったさくらはすみれに反抗して家出したりと、新たな人間ドラマが
繰り広げられることになりますから注目ですね♪
ところでこのジャズ喫茶の「ヨーソロー」という変わった名前の意味は
何なんでしょうか?
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ジャズ喫茶ヨーソローの意味やモデルは?
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「ヨーソロー」とは航海用語で、船を直進させることを意味する言葉です。
船を右に向けることを面舵、左に向けることは取り舵で、そのまま進むことを
ヨーソローというようです。
「宜候」や「ようそろ」ともいい、日本海軍はもちろんのこと、
海上自衛隊でも使われています。
大海に向かって船が進みだすイメージで名付けられたのでしょう♪
で、ヨーソローのモデルですが、ドラマオリジナルのストーリーなので
存在しません。
※追記
読者の方からの貴重な情報ですが、ドラマの舞台となっている
三宮の老舗ジャズバーの「sone」というお店がモデルになっている
かもしれません。
(sone)
しかし、当時ジャズ喫茶は隆盛を極めた時期でした。
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昭和初期に誕生したジャズ喫茶は戦時中に消滅しますが、終戦とともに復興し、
1960年代にピークを迎えています。
当時は日本全国に多くのジャズ喫茶がありましたが、なぜ流行ったかと言いますと
ジャズのレコードが高価だったからです。
当時のジャズのレコードはもっぱら輸入盤で、1ドル360円の固定相場制の時代
でしたから、国内版よりも遥かに高かったのです。
そのため庶民にとってはなかなか手を出しづらく、コーヒー1杯で本場のジャズを
聴くことができるジャズ喫茶にはジャズファンやミュージシャンたちが押し掛けた
といいます。
また当時はおしゃれなデートスポットでもあったようで、カップルで訪れる
お客さんも少なくなかったようです。
しかし1970年代に円相場が変動制に切り替わると輸入盤のジャズのレコードの
価格も下がって、ジャズ喫茶は下火になります。
またそれ以降はレコード音源のジャズ喫茶よりも、生演奏を楽しめる形態などに
変化していくことになります。
このような時代背景もあって、ジャズ喫茶「ヨーソロー」が登場するわけですね~
ドラマでもさくらは二郎に惹かれるあまり、この喫茶店に入り浸りますし、
五月はさくらを可愛がってお姉さんのような存在になるなど、
何かと楽しそうな展開となっていきます。
そんなヨーソローに注目ですね!
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三宮だから、soneもしくはさりげなくという店がモデルかと思ってました。ソネさんも坂野さんも甲南繋がりなんでそうかと思ってました。
steve様
またまた情報ありがとうございました。
こちらも有力かもしれませんね~
特にSONEさんは1960年代の創業ではないものの、
老舗のジャズバーですし、何より舞台となっている三宮
で長らく営業しています。
もしかしたらヨーソローの店内の様子など、こちらを
参考にしているかもしれません。
貴重な情報ありがとうございました。