べっぴんさん|KADOSHO古門(コカド)は逮捕?エイス見捨てる!
朝ドラ『べっぴんさん』では、大手商社KADOSHO(かどしょう)の
社長・古門(コカド)の動きが慌ただしくなってきました。
他の記事でもご紹介しましたが、キアリスの宣伝開発部の部長となった
健太郎が古門に傾倒するあまり暴走をはじめ、拡大路線を提唱しはじめます。
さらにはオイルショックで大きなダメージを受ける栄輔のエイスですが、
売上が不振に陥ると、なんと古門は見捨てることになります。
周知の通りここまで両社はタッグを組んで大きな利益を挙げてきたのですが、
いざエイスの経営が不調に陥ると、バッサリと切り捨てる商社ならではの
判断を下します。
そのためエイスは経営破たんして栄輔も行方不明となります。
そんなドライな決断を下す古門ですが、彼自身が逮捕される可能性も
出てきました。
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KADOSHO古門(コカド)は逮捕?エイス見捨てる!
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他の記事でもご紹介しましたが商社KADOSHOのモデルは丸紅で、
古門充信のモデルは当時の社長だった檜山廣です。
檜山は丸紅の中興の祖と知られている人物で、その辣腕を発揮して
丸紅を五大商社に挙げられるほど成長させます。
また丸紅はエイスのモデルとなったVANにも多額の融資をしており、
これを元手に最終的にはVANは暴走してしまい、ピークからわずか3年で
倒産してしまうことになります。
そしてこれらVANの融資に関しても檜山が関わったとされ、VANの倒産の
最大の戦犯としては社長の石津謙介のほか、丸紅とする見解もあるほどです。
ドラマ同様、丸紅はVANが経営難に陥ると、三菱商事などとともに
サッと手を引いたことから、VANの運転資金がショートしてしまい
倒産してしまいます。
VANは一世を風靡したブランドだけに、丸紅もかなりのおいしい思いを
したようですが、最終的にはシビアな判断を下しています。
そんな丸紅の総帥であった檜山ですが、昭和51年(1976年)に明るみに出た
世界的な汚職事件のロッキード事件では逮捕されてしまいました。
この事件は元首相の田中角栄が逮捕されるほどの大事件で、
檜山も同年の7月に贈賄と外為法違反の疑いで逮捕されます。
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しかも国会の証人喚問では、流行語となった「記憶にございません」を連発して、
最終的には贈賄罪と議院証言法違反の罪で起訴されて平成7年(1995年)に
実刑判決が下ります。
このようにドラマの古門のモデルとなっている檜山は最終的には逮捕に至り、
実刑判決も下ります(高齢だったことから収監はされず)
そのため恐らく檜山も汚職事件や疑獄事件などに関与して、
失脚することになりそうですね。
なによりエイスに対してあまりに非情な判断を下しているにも関わらず、
最後まで健在となれば視聴者も納得しませんし、物語の落としどころとしても
座りが悪いですから。
初対面の時にすみれは古門に何やら違和感を覚えていましたが、
それが的中してしまいました。
ドラマでは彼がどのような「罰」を受けるか注目です!
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