べっぴんさん|オライオンの紳士服のモデルはダーバン!潔の新事業
朝ドラ『べっぴんさん』では、ついに栄輔のエイスが会社更生法を
申請して、倒産に追い込まれてしまいました。
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いさえありましたが、潔の懸念通りあまりに
急激に会社を大きくしたツケが回ってきたようです。
行方不明となる栄輔ですが、やはり予想通り潔が救いの手を差し伸べる
ことになります。
その上で彼は栄輔の「日本中の男をおしゃれにしたい」という意思を
引き継ぐことになります。
そのためオライオンの紳士服を復活させるのですが、そのモデルと
なっているのはレナウンが立ち上げたブランド「ダーバン」です。
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オライオンの紳士服のモデルはダーバン!潔の新事業
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レナウンが手がけた紳士向けのブランド「ダーバン」は、
昭和45年(1970年)にスタートします。
同社はもともと古くから紳士向けの衣料品も扱っていましたが、
さほど目立った存在ではありませんでした。
「わんさか娘」のCMでもわかるように、当時のレナウンのメインターゲットは
若い女性で、男性向けの衣料品は弱点でもあったのです。
そのため紳士向けの市場を開拓するために、昭和44年(1969年)に
アーノルドパーマーのブランドを投入し、翌年にダーバンのブランドも
展開していきます。
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ダーバンを立ち上げるにあたっては当時世界的な人気を誇っていた
フランス人俳優のアラン・ドロンをテレビCMに起用して世間を驚かせました。
かつての「わんさか娘」の時もフランスの人気歌手シルビー・ヴァルタンを
起用しましたが、やはり尾上清はやることが大きいですね~
マスメディア戦略が非常に得意だった彼は、ここぞという場面に
世界的なスターを起用します。
YOUTUBEに当時のCMがありましたのでご紹介します。
そしてアーノルドパーマーの成功に引き続き、ダーバンも大成功を収め、
レナウンの基幹ブランドに育っていきます。
そのため1970代後半から1980年代後半にかけては、レナウンはまさに
黄金時代を迎えて、バブル期には「世界最大のアパレルメーカー」とも
呼ばれることになるほどの成長を遂げています。
このようにメンズのジャンルを開拓したアーノルドパーマーやダーバンの
果たした役割は、果てしなく大きかったのです。
ドラマでは坂東営業部は戦前には主に紳士服を扱っていたという設定でしたから、
オライオンの紳士物のブランドの立ち上げは栄輔の意思とともに、
亡き坂東五十八の遺志をも継ぐことになりそうです。
またエイスの倒産によって失業した栄輔も、オライオンのバックアップを
果たすことになりますから、このあたりは楽しみですね♪
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