ひよっこ|みつおが就職する理由|当時の農家の三男は大変だった!
朝ドラ『ひよっこ』では、既に三男(泉澤祐希)が高校卒業後に
日本橋の米屋に就職することが決まっています。
そのためトランジスタラジオ工場に就職することになる時子や
みね子らとともに、集団就職列車で上京することになります。
まぁ~はじめての東京ですが、幼なじみの時子やみね子らと一緒ですから
心強いですし、東京での彼らの成長や人間ドラマの展開なども期待ですね♪
ところで三男はリンゴ農家の三男ですが、当時の田舎の農家の次男以下は
集団就職に出されるケースが非常に多かったのです。
この背景にはどのような理由や事情があったのでしょう?
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三男が就職する理由|当時の農家の三男は大変だった!
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当時の日本の農家では田畑などの細分化を防ぐために、
跡継ぎの長男のみが相続して、次男以下は外で働くのが一般的でした。
戦前までは、農家の次男以下は主に軍隊に入隊したのですが、
敗戦によって軍は解体。
そのためそれ以降は、集団就職で大都市の工場や商店などに就職する
というのが一般的になります。
また単に相続の問題だけではなく、当時の日本の農村では兄弟が
6人以上いるのも珍しくなく(食べることに困らなかったので)、
どこの農村も人口過密状態に陥っていました。
そのため村を挙げて、次男以下を集団就職させることを勧めていた
ところもあったほどです。
田舎の農村では住居に適した場所が少ないところもありましたし、
長男を手伝うことで相応の給与所得を得れるほどの大規模な農家は
限られていますから、このような形になりました。
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また他方で高度経済成長期には大都市圏は深刻な人手不足となって
いましたから、農村と大都市の利害は見事に一致していたのです。
そのためにこの当時は東北の農村などからは、中卒あるいは高卒の段階で
集団就職していく人々は非常に多かったのです。
つまり彼らは生まれた時から村を出ていく運命にあったということです。
ドラマの三男の実家でも同じような事情があるようで、リンゴ農園は
長男の太郎(尾上寛之)が継いで、三男も集団就職に出されることに
なってしまいます。
三男も本音では村を出て行きたくないのですが、そのあたりの事情は
十分に理解しており、集団就職を受け入れて上京していきます。
いずれにしてもみね子ら幼なじみ3人組は全員上京することになりますので、
東京での奮闘にも期待ですね♪
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