ひよっこ|聖火リレーは本当の話で実話!モデルは里見村でなく里美村
朝ドラ『ひよっこ』では、三男が言い出した奥茨城村の
聖火リレーの実現に向けてみね子や時子たちも動き出しました。
奥茨城村は架空の村ですが、聖火リレーは水戸までしか来ないことから、
村に住んでいた記憶を残すためにも手作りの聖火リレーをおこなおう
という企画です。
その後は三男の兄の太郎が団長を務める青年団を巻き込んで、
紆余曲折ありながらも奥茨城村の聖火リレーは実現することになります。
ところでこのエピソードの下敷きになった自治体の聖火リレーは、
実話なのでしょうか?
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聖火リレーは本当の話で実話!モデルは里見村でなく里美村
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まずドラマの下敷きになっている聖火リレーは、当時の里美村で
おこなわれたものをモデルにしており実話です。
これは番組のチーフプロデューサーの菓子浩さんが、ネタバレをしています。
(当時の記録は見つかりませんでしたが)
脚本担当の岡田惠和さんと当時の資料や写真を探していたところ、
実際にこの村でおこなわれた村を挙げての聖火リレーの写真を見つけて
脚本に盛り込んだとのこと。
なおネット上ではモデルの村を「里見村」とするものがありますが、
こちらは千葉県にかつてあった村で、東京オリンピックのあった
10年前の昭和29年(1954年)に既に消滅していますので誤りです。
正しくは茨城県の「里美村」ということです。
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とは言え、実際にオリンピックイヤーで沸いたこの年は、日本各地の地方の
お祭りなどで聖火リレーがおこなわれたようです。
また学校の体育祭などでも聖火リレーを模した競技をおこなったところもあり、
まさに至る所で手作りの聖火リレーがおこなわれていたようです。
そして公式のオリンピックの聖火リレーは9月9日から10月9日まで1カ月に
わたっておこなわれ、地上リレーの総距離は6,755km(4,374区間)で
10万713人もの走者でおこなわれた壮大なものでした。
鹿児島、宮崎、千歳(北海道)の4起点(千歳は2コースの起点)から、
全国のすべての都道府県をランナーが駆け抜けました。
ドラマ内で描かれている公式の聖火リレーは第4コースにあたり、
ルートは次の通りでした。
北海道➡青森➡岩手➡宮城➡福島➡栃木➡茨城➡千葉➡東京
ランナーは栃木の結城市から茨城県内に入って来て、下館市、
笠間市を経て水戸市に到達。
以降は千葉方面に南下しており、ドラマにも描かれたとおり、
奥茨城村がある県北部は見事に迂回されています。
モデルとなった里美村でもこのような事情もあったことから
手作りの聖火リレーをおこなったのかもしれませんね。
いずれにしてもみね子らのリレーでの奮闘を期待しましょう!
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