朝ドラ『ひよっこ』では、みね子はビートルズの来日公演の

チケットを当てるために大量の歯磨き粉を買うことになります。

 

実は歯磨き粉の空箱でビートルズの来日公演のチケットが当たる

懸賞がおこなわれており、彼らの熱狂的なファンである

叔父の宗男のために応募するというわけです。

 

当時のビートルズは世界的なバンドになっていましたから

日本での人気も相当高く、最初で最後の来日公演になりますから、

何としてもチケットをゲットしておきたいところですね♪

 

ところでこのエピソードの下敷きになっている歯磨き粉で

ビートルズの来日公演を当てようという懸賞・企画は

実話なのです！

 

 

歯磨き粉でビートルズのチケットを当てようは実話！

 

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ザ・ビートルズが日本公演をおこなったのは、昭和41年

（1966年）の6月30日から7月2日にかけてです。

 

会場は日本武道館で、チケットは関係者分を除いてすべて

往復はがきでの抽選方式となりました。

 

そして主催の読売新聞社に届いたはがきは何と20万通以上

に上りました。

 

チケットは３公演分の8000枚でしたからかなりのプラチナぶりで、

当選確率は0.4％以下。

 

そのため後に２公演が追加されて、12000枚が落選分から再抽選

されています。

 

いずれにしても合計で1％に満たない当選確率だったことから、

まさに入手困難なチケットでした。

 

またチケットはA席が2,100円、B席が1,800円、C席が1,500円と

かなりの高額ぶりでした。

 

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当時はサラリーマンの平均年収が2万円程度だったことから、

どれだけ高額か想像がつきますね。

 

そんな貴重なビートルズの来日公演のチケットを懸賞で

ゲットできる企画が、ライオン歯磨きのキャンペーン

でした。

 

 

キャンペーンの対象商品は当時売れ筋の歯磨き粉だった

「ダイヤフッソライオン」（120円）と制汗剤の

「汗のお化粧バン」（250円と400円）でした。

 

ダイヤフッソライオンなら空箱２個で１口の応募となり、

250円のバンは空箱１個で１口、400円のバンは空箱１個で

２口の応募となりました。

 

しかもこの企画の当選者は破格の5000名で、すべてA席の

チケットでした。

 

応募総数などは公表されていないので不明ですが、

かなりの反響があったようで、歯磨き粉などを

大量に購入する人も少なくなかったようです。

 

ドラマのみね子が歯磨き粉を大量に購入するエピソードの下敷きは、

当時のこのキャンペーンであることは明らかですね♪

 

彼女のお給料ではとうていビートルズのチケットを正規に購入する

ことができないので、懸賞で狙うことになるのです。

 

もちろん彼女自身はビートルズに関心がないので、

すべてはファンである叔父の宗男のため。

 

当落の結果は不明ですが、果たして宗男のためにもチケットを

ゲットできるかどうかは気になりますね♪

 

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