わろてんか|藤岡屋のモデルは?てんの実家が史実と違い過ぎる!
朝ドラ『わろてんか』では、ヒロインてんの実家は
京都の老舗薬種問屋の藤岡屋です。
藤岡屋は京都でも一、二を争うほどの大店の薬種問屋ですが、
ドラマの舞台となっている明治末期には、漢方薬から洋薬への
切り替えがあるなど、大きな波も押し寄せて難しい局面を
迎えることになります。
とは言え、そんな藤岡屋で育ったてんは老舗商店のお嬢様
という設定で、何不自由なく育っています。
ところがてんのモデルとなっている吉本せいの実家は
老舗の商店などではなく、このあたりの設定は
まったく異なっています。
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藤岡屋のモデルは?てんの実家が史実とぜんぜん違う!
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ドラマではてんの実家は老舗薬種問屋の藤岡屋ですが、
モデルの吉本せいの実家は米穀商です。
屋号などは不明ですが老舗ではなく、父親の林豊次郎が
明石から大阪に出てきてはじめた店です。
規模もドラマの藤岡屋とは程遠く、どちらかと言えば
零細商店でした。
しかし小口でも商売は繁盛していたらしく、豊次郎とその妻の
ちよの間にはせいを含めて12人もの子供がいました(長女は早逝)。
またせいが当時の義務教育の尋常小学校4年を卒業した際には、
高等女学校に進学させる話も持ち上がっています。
(最終的には母親のちよが反対して実現しなかった)
これらからすればてんの実家の米穀商は大店ではなくリッチでは
ありませんが、さほど貧乏でもなかったようですね♪
とは言えドラマではてんは大店のお嬢さんですが、
せいは単なる米屋の娘とかなり乖離のある設定になっています。
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またドラマでは父親の儀兵衛が洋薬の導入のために、
ドイツの製薬会社との契約に四苦八苦したりしますが、
これらのエピソードはすべてドラマオリジナルのストーリーとなります。
恐らくはドラマの重要人物である高橋一生さん演じる
製薬会社の御曹司の伊能栞との絡みなどで、
藤岡屋を老舗の薬種問屋という設定にしたようです。
また吉本せいの実家の米穀商については屋号をはじめとする
詳細がほとんど不明ですから、ドラマオリジナルにしやすい
背景もありました。
いずれにしてもこのように藤岡てんとモデルの吉本せいの
実家の設定が大きく異なることから、ヒロインの幼少期の生活なども
かなりの差が生じるようです。
てんはお嬢様育ちですがせいは庶民の子ですし、
大きな屋敷やお付の女中などもなかったはずです。
と言っても、今回の朝ドラではヒロインやその夫の造形も、
リアルとはかなり異なるものになると思われます。
他の記事でもご紹介しましたが、吉本せいや吉本興業部は
かなりダーティーな一面も持っていましたし、
せいの夫の泰三もかなりの遊び人でしたから…
まぁ~このあたりは割り切ってドラマを楽しみたいところですね♪
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