わろてんか|藤岡屋が倒産の危機!てんの政略結婚
朝ドラ『わろてんか』では、てんの実家の藤岡屋が
倒産のピンチを迎えることになります。
藤岡屋は京都でも一、二を争うほどの薬種問屋ですが、
旧来の和漢方から洋薬への切り替えがうまくいっていません。
当主の儀兵衛は独学でドイツ語を学ぶなどの努力もあって、
なんとか和漢方の在庫を売り払って洋薬を仕入れることに成功します。
ところが今度は予想もできない天災が降りかかってきて、
その経営も危機に陥ります。
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藤岡屋が倒産の危機!てんの政略結婚
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儀兵衛の努力で洋薬を仕入れることに成功した藤岡屋ですが、
なんと神戸港で起こった火災で店の倉庫が全焼して、
仕入れた洋薬もすべて灰になってしまいます。
そのため藤岡屋の倒産や手形の不渡りを恐れた取引先が、
一斉に店に押しかけて来ることになります。
どうやら風評被害にも遭うようで、銀行などの金融機関からも
融資を断られてしまいます。
実は儀兵衛は倉庫の全焼を固く伏せており、水面下で
てんと伊能製薬の次男の栞(高橋一生)の縁談を進めていました。
両家が縁戚関係となることで、伊能製薬からの資金の提供を
画策する政略結婚ですが、実家の窮状を知ったてんもそれに同意します。
ところが藤岡屋の経営危機は伊能製薬の社長で栞の父親の
伊能忠晴の耳に入ってしまい、両家の縁談はなかったことに
なってしまいます。
このようにてんの政略結婚ですが、あえなく失敗してしまいます。
てんと栞の結婚を断られた藤岡屋ですが、今度は長男で病弱だった
新一が亡くなってしまうという悲劇に直面。
度重なる不幸の連鎖に襲われることになる藤岡屋はもはや
倒産は不可避のように思われましたが、最後の最後で
奇跡が起こります。
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藤岡屋の奇跡とは、亡くなった新一の論文です。
東京帝国大学を休学して実家で療養していた新一ですが、
たびたび京都の薬学に関する研究所を訪れて薬の研究をしていました。
それをまとめた論文も執筆していたのですが、新一が亡くなった後に
てんが栞にそれらを送付します。
論文には日本人が独自に新薬を作る上のヒントなども書かれているようで、
栞は新一の研究に「投資」したいと申し出ます。
栞の資金提供は多分に藤岡屋を救うためのものですが、
父親や会社の手前上、新一の研究に投資するという
スタイルでなされます。
運転資金を得た藤岡屋の首はつながって、倒産や経営破たんを
免れることになりますが、ここでもてんの機転が
実家のピンチを救うことになります。
いずれにしても新一を失うことになる藤岡屋ですが、
商売は存続できることになります。
新局面を迎えることになりますが、儀兵衛の今後の経営手腕にも
期待ですね♪
なお別の記事にも書きましたが、てんのモデルとなっている
吉本せいの実家は零細な米穀商でした。
そのためドラマの藤岡屋にまつわるエピソードはほぼ史実になく、
ドラマオリジナルのものです。
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