わろてんか|隼也のご乱心は実話なの?詐欺や伊能商会への移籍
朝ドラ『わろてんか』では、第20週は「ボンのご乱心」というタイトルで成田凌さん演じる
隼也がメインに描かれます。
アメリカ帰りの隼也は丁稚奉公のノリで雑用ばかりさせる風太にうんざりして、ショービジネス
に関心の高い伊能栞の伊能商会に一時的に移籍することになります。
さらにアメリカの有名なミュージカル「マーチン・ショー」の興行権を取得するために先走り、
挙句詐欺の被害に遭ってしまいます。
まさに若気の至りでスタンドプレイが目立つ隼也ですが、このあたりのエピソードは
実話なのでしょうか?
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隼也のご乱心は実話なの?詐欺や伊能商会への移籍
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他の記事でも一部ご紹介しましたが、隼也のモデルとなっている吉本頴右(えいすけ)が
吉本興業に入社するのは戦後です。
また吉本興業は終戦とともに興行界から撤退し、所属芸人も花菱アチャコ以外は全員解雇しています。
そのため頴右は寄席の興行などに関わっていません。
さらにミュージカル「マーチン・ショー」のモデルはレビューの「マーカスショウ」ですが、
これを吉本興業部が召集したのは昭和11年(1936年)のことです。
大正12年(1923年)生まれの頴右は当時13歳だったので、とうていこの興行にも関わっていません。
さらには伊能栞のモデルとなっている小林一三の経営する阪急電鉄グループで働いたという
事実もありません。
このように頴右がモデルとなっている隼也ですが、設定も含めて(隼也のほうが9歳も年上)
ほぼ別人といっても差し支えないようです。
モデルの頴右の吉本興業での活動はほとんどわかっていませんし、わずか2年足らずです。
なので隼也の北村笑店での活躍はほぼドラマオリジナルのストーリーとなりますし、
前記の「マーカスショウ」を巡っても詐欺などはありませんでした。
とは言え、隼也のキャストは人気若手俳優の成田凌さんです。
そのため20週のような大掛かりなドラマオリジナルのエピソードを用意したのでしょう。
さらには隼也のご乱心を通じて、てんとの親子関係も描かれるはずですし、このあたりは楽しみです。
なので彼のご乱心ぶりをとくと期待しましょう♪
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