わろてんか|伊能がまさかのアメリカ行き!太平洋戦争は大丈夫なの?

 

朝ドラ『わろてんか』では、伊能栞がまさかのアメリカ行きとなります。

 

右腕だった山下の裏切りによって伊能商会や伊能フィルムを追われた伊能でしたが、

北村笑店が彼を受け入れることになります。

 

北村笑店映画部を設立して、伊能は顧問に就任。

 

伊能が会社を追われたことは非常に残念ですが、てんや風太らとともに映画づくりに

励むのはなかなか楽しそうと思いきや…彼はその後、北村笑店を辞めてまさかの

アメリカ行きとなります。

 

 

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伊能がまさかのアメリカ行き!太平洋戦争は大丈夫なの?

 

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伊能栞が北村笑店を辞めてアメリカへ行くのは、新世紀キネマの工藤の

妨害行為が原因です。

 

伊能は北村笑店映画部に入った後に、映画「お笑い忠臣蔵」の制作に尽力

するのですが、問題は内務省の検閲です。

 

当時は検閲を通過できる映画の脚本は3本に1本の割合でしたから、

「お笑い忠臣蔵」の脚本を検閲を通すために四苦八苦することになります。

 

そしてようやく検閲を通過する目途が立ちますが、新世紀キネマの工藤が

横やりを入れるようです。

 

工藤によって伊能は自由主義的な傾向があり国にとって要注意人物だと注進

されたことによって、「お笑い忠臣蔵」の脚本は検閲保留処分となってしまいます。

 

実際に伊能は自由を愛する男ですから、このあたりは痛いところです。

 

彼が北村笑店映画部に在籍する限り映画の脚本は検閲を通過する見込みがない

ことから、「お笑い忠臣蔵」を完成させて公開するためにも、退職して

アメリカに向かうことになるのです。

 

今作のドラマでは藤吉の母親の啄子や隼也らも渡米しており、やたらアメリカに

渡る人物が多いのですが、ここに来て伊能までが渡米してドラマから退場する

ことになってしまいます。

 

しかもその後、日本とアメリカは太平洋戦争に突入して、アメリカ在住の日本人や

日系人は強制収容されることになるので心配ですね…

 

しかしそんな心配は杞憂に終わるようです。

 

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伊能は終戦後に無事に帰還するのですが、マーチンショウのつてでアメリカの

映画会社にいたことや太平洋戦争の開戦間際に、「転勤」の名目で

中立国に逃れていたことが明らかになります。

 

確かに伊能が渡米するのは昭和14年(1939年)で、太平洋戦争は昭和17

1942年)の12月に開戦となるのでこのあたりの辻褄は合っていますね~

 

中立国に逃れたというのは多少ご都合主義も感じるところですが、どうやら

伊能は太平洋戦争の開戦によって、拘束されたりすることはないようです。

 

彼のしばらくのドラマからの退場は残念ですが、ドラマの最後のほうで

再登場することになるので期待です!

 

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