半分、青い。かんちゃんの憧れは浅田真央!フィギュアをやるの?

 

朝ドラ『半分、青い。』では、視聴者の注目を一手に集めているのが鈴愛の娘のかんちゃん(花野)です。

 

そんなかんちゃんがなんと草太の息子の大地の肉まんを奪って食べるという暴挙を連発します。

 

聞けばかんちゃんは浅田真央に憧れてフィギュアスケートをやるために、なけなしのお小遣いを貯めているとのこと。

 

そのためにおやつを我慢して、たびたび大地の肉まんを食べてしまっているということ。

 

フィギュアスケートはかなりお金がかかるスポーツですから、あまり余裕のない鈴愛の懐事情を知るかんちゃんの行動はいじらしいところ。

 

そんな娘の思いを察して鈴愛も彼女にフィギュアスケートを習わせることになります。

 

ちょっと他愛のないようにも感じられるかんちゃんのフィギュアスケートですが、意外にも物語上は重要な役割を果たすことになります。

 

 

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かんちゃんの憧れは浅田真央!フィギュアをやるの?

 

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まずかんちゃんにフィギュアスケートを習わせるために、鈴愛は津曲雅彦(有田哲平)が経営する「ヒットエンドラン」という会社に入社することになります。

 

地元の梟町にはスケートリンクなんてありませんし、数時間かかる名古屋まで通うことも現実的ではありません。

 

幼馴染の律にもどうあがいても無理と言われてしまいますが、鈴愛は諦めません。

 

どうしても娘の夢を叶えたい鈴愛は、ひょんなことから知り合いになる津曲の会社の住所が「渋谷区千駄ヶ谷」にあることに注目。

 

以前住んでいた東京に土地勘のある鈴愛は、そこは明治神宮外苑のアイススケート場の近所であることに気づきます。

 

そのためかんちゃんを連れて「ヒットエンドラン」の事務員として就職することになります。

 

つくし食堂2号店のセンキチカフェの経営が軌道に乗ったこともその後押しになるようです。

 

ちょっと親バカが過ぎるようなエピソードですが、実はこれこそが鈴愛が発明の道に踏み入れるきっかけとなるのです。

 

さすがに人も情報も少ない田舎町の梟町で画期的な発明をするのは無理がありますので、製作サイドとしてはかんちゃんのフィギュアスケートを巡って鈴愛を再上京することにしたのですね~

 

しかもそればかりではなく、かんちゃんのフィギュアスケートは鈴愛の発明品である扇風機の大きなヒントを与えることになります。

 

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後に鈴愛と律は「スパロウリズム」という会社を立ち上げて、優しい風の扇風機を開発することになるのですが、「風の渦」を消すことに苦心します。

 

そもそも扇風機は羽を回転させて風の渦を前進させて風を送り出すシステムなので、このあたりはまさに「二律背反」となるところ。

 

ところがシステムの開発担当の律は、かんちゃんの話からヒントを得ることになります。

 

かんちゃんによれば大勢で手をつないで滑るには、みな同じスピードで滑らなければならず、みんなのスピードが合わなければラインが崩れてうまく滑れないとのこと(当たり前ですが)

 

それを聞いた律は、二重構造の羽を思いつき、内側と外側の羽の速度を変えて風の渦を壊すことをつきます。

 

このエピソードは実話に基づくもので、鈴愛の扇風機のモデルとなるバルミューダのグリーンファンの開発者の寺尾玄氏も二人三脚を30人でおこなう3031脚を見て二重構造の羽を思いつきました。

 

つまり足の遅い子と速い子の走る速度が異なるので、巻き込まれるようにラインが崩れてぶつかり合うということです。

 

長々と綴りましたが、このようにかんちゃんのフィギュアスケートは物語上かなり重要な役割を果たすことになります。

 

ちなみに物語で彼女が浅田真央さんに憧れるのは2008年(平成20年)のことで、浅田さんは世界選手権で初優勝、翌年のソチオリンピックでも銀メダルを獲得するなど、バリバリの全盛期でした♪

 

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