まんぷく|加地谷圭介(片岡愛之助)のモデルは?悪人なの?
朝ドラ『まんぷく』では、ヒロイン福子(安藤サクラ)の夫となる立花萬平(長谷川博己)の会社の共同経営者として片岡愛之助さん演じる加治谷圭介が登場します。
加地谷は共同経営者でありながらどこか上から目線で、理想に燃える萬平を冷ややかに見ているというちょっと複雑で腹に一物あるようなキャラクターです。
そんな加治地のモデルとなっている人物をご紹介します。
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加地谷圭介(片岡愛之助)のモデルは?悪人なの?
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片岡愛之助さん演じる加地谷圭介のモデルとなっているのは、戦時中に萬平のモデルの安藤百福と会社を共同経営していたM(氏名不詳)です。
当時の百福は知人のMとともに、軍用機を作っていた川西航空機の下請け会社を経営していました。
製造していたのは軍用機用のエンジンの部品で、当時は物資不足の世の中でしたが、百福の会社も「軍需工場」とされていたので資材は国から優先的に配給されていました。
そのため毎月厳しい点検があるのですが、百福は部下からの報告を受けて、毎月資材の数が合わないことを知ります。
どうやら誰かが資材の横流しをしているようで、百福は大阪市の東警察署に相談に行きます。
ところが警察では管轄違いを理由に憲兵隊に相談するように指示を受けます。
そのため大手前にあった憲兵隊に赴いて事情をK伍長(氏名不詳)に説明したところ、数時間待たされた挙句に、取調室に連行されてしまいます。
こともあろうにK伍長は百福を犯人扱いして留置所に放り込みます。
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さらにはいつの間にか「わたしがやりました」といった自白調書も作成されて、百福は捺印を強要されたています。
もちろん百福は物資の横流しはしていませんし「濡れ衣」であったことから捺印もせずに抵抗しますが、K伍長らからは激しい拷問を受けています。
食事も粗末なものだったことから当初は喉を通らずに、彼は死をも覚悟しています。
何とか食事を摂ることができるようになりますが、拘束は45日に及んだことから、自力では歩けないほどになっていました。
しかし昔からの知り合いだった井上安正元陸軍中将が駆け付けて、ようやく百福は憲兵隊から解放されることになります。
そして後日事実が判明するのですが、国から支給された物資を横流しして、私腹を肥やしていたのは共同経営者のMでした。
しかも驚いたことに憲兵隊のK伍長はMと親戚同士だったのです。
つまり百福がK伍長に物資の横流しがあったことを報告した後にKはMに確認をとって、百福に罪をなすりつけようとしたのです。
ドラマで片岡愛之助さん演じる加地谷圭介は、このような悪人のMがモデルとなっています。
萬平と共同で会社を経営しますが、恐らくは後に裏切ることでしょう。
とは言え、NHKの朝ドラ初出演の片岡さんの演技にも注目です♪
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