まんぷく|まんぷくラーメンのCMは実話!チキンラーメンはどうだった?
朝ドラ『まんぷく』では、大急百貨店での試食販売が芳しくないことから、萬平たちはまんぷくラーメンのCMを製作することになります。
神部が大学時代に映画研究会に入会していたことから、主婦がまんぷくラーメンを作って、子供たちがそれを食べるという内容を提案。
時間やお金もなかったことから、主婦役は福子、子供役は源と幸が務めることになります。
ダネイホンの時は福子の声のCMでしたが、今回は本格的なテレビコマーシャルになるようですね♪
そんなまんぷくラーメンのCMですが、このあたりは実話をモチーフにしており、モデルとなっている安藤百福のチキンラーメンも販売促進の一手として積極的にCMを用いていました。
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まんぷくラーメンのCMは実話!チキンラーメンはどうだった?
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安藤百福のチキンラーメンは、1958年(昭和33年)の8月に発売されるのですが、直後からテレビCMを積極的に用いています。
1953年(昭和28年)にNHKが開局し、テレビ放送が開始。
街頭テレビにたくさんの人が群がる姿を見て、百福は近い将来テレビの時代が来ると予感しており、チキンラーメンが完成して発売されるや、すぐにテレビCMを製作して販売促進に用いています。
当初から月額2000万円という大金を投じており、それが1959年(昭和34年)からのチキンラーメンの爆発的な需要につながった一因ともされています。
また1960年(昭和35年)からはテレビ番組の一社提供をはじめて、さらなる販売促進をおこなっています。
日清食品がおこなった主なテレビ番組の一社提供は次の通りです。
1960年から「イガグリくん」(関西テレビ系)
1962年から「地上最大のクイズ」(フジテレビ系)
1965年から「ちびっこのどじまん」(フジテレビ系)
1969年から「ヤングおー!おー!」(毎日放送系)
1970年から「日清世界クイズ」(日本テレビ系)
またこれらのテレビでの宣伝のほかに、新聞広告やラジオCMなど、百福はメディアを積極的に活用して商品の売上につなげています。
YOUTUBEに1958年のチキンラーメンの初代CMがありましたので、ご紹介します。
ドラマでは福子や源、幸が登場する実写版のCMですが、チキンラーメンに関しては1960年代半ば頃まではアニメCMでした。
またその後は有名人を起用したCMに移行して、千昌夫さんや所ジョージさん、菅野美穂さんや国分太一さん、仲間由紀恵さんらが出演していました。
(所ジョージと芦田愛菜版)
(仲間由紀恵版)
現在は人気女優の新垣結衣さんが出演しています。
「すぐおいしい~すごくおいしい~」のフレーズは多くの視聴者にも親しまれていますね~
ちなみに安藤百福は1958年6月に阪急梅田本店でチキンラーメンの試食会を開催しましたが、その際にはCMなどを製作していません。
ドラマと異なり試食販売会はいきなり好評で、持参した500食のチキンラーメンは瞬く間に完売となり、全国販売への自信と弾みになっています。
実話は全国販売後にテレビCMを流すのですが、ドラマではこのあたりの順序が前後しています。
とは言え、福子役の安藤サクラさんのアドリブだったダネイホンの声のCMもインパクトの強いものでしたから、今回のまんぷくラーメンのCMも楽しみですね♪
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