とと姉ちゃん|昭和30年代に缶ジュースは売られていたの?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、あなたの暮しとアカバネ電器製造との
戦いにピリオドが打たれました。
商品試験の結果の偽装疑惑なども生じて優位に立っていたアカバネでしたが、
新製品の洗濯機に欠陥が続出。
屋外で使用し続けるとタイマーが回らなくなったり、錆びやすいことが判明。
そして極めつけはSJI規格(JIS規格)で定められていた真鍮のネジを
使っておらず、鉄にメッキしたものを使用していたことを花山に暴露され、
勝負ありとなりました。
また社長の赤羽根憲宗(古田新太)も、常子や花山とのやり取りを通じて、
「売りっぱなし」の本音も出てしまい、その信用も失墜することになりました。
ところで気になったのが、常子が赤羽根とのやり取りの中で
冷蔵庫と缶ジュースのエピソードを持ち出したこと。
※訂正
ドラマで缶ジュースではなく、「冷たいジュース」でした
あら~これは早とちりですみませんが、
もう書いちゃったんだもん♪
ということで、お付き合いいただければ幸いです
舞台は昭和32年(1957年)ですから、そもそも当時は缶ジュースなんて
販売されていたのでしょうか?
コンテンツ
昭和30年代に缶ジュースは売られていたの?
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色々と調べてみると、日本初の缶ジュースの「明治天然オレンジジュース」が
昭和29年(1954年)に発売されていました(発売元は明治製菓)。
※当時発売されていたタイプではない
当時は粉末ジュースが主流でしたので、缶ジュースの登場は
けっこう画期的だったようです。
ちなみに缶ビールは昭和25年(1950年)に発売されていました。
ただしこの缶ジュースはオープナーがついておらず、
まさにジュースの缶詰でした。
また当時は冷蔵庫が普及していなかったことから、
缶詰類は常温で食べることができるものが好まれ、
このジュースはさほど売れなかったようです。
しかし昭和30年代に入り各家庭に電気冷蔵庫が普及しはじめると、
様相は一変します。
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特に昭和32年(1957年)になると冷蔵庫の普及もあって、
急速に缶ジュースや缶ビールの需要が伸びていくことになりました。
そのため同年にはビール会社を中心に果汁やそれを炭酸で割った
ジュースが続々と登場したのです。
またこの年にオープナーがついた缶ジュースも登場し、
缶切りが不要になったことも普及に一役買ったようです。
ただし現在では「ジュース」は天然果汁100%のものしか
名乗れないのですが(それ以外は清涼飲料水)、
当時はそのような規定がありませんでした。
そのためあたかも天然果汁を使っているような表記をしている
にも関わらず、実は果汁ゼロといったまがい物もあったそうです。
ちなみに日本で缶コーラが発売されたのは昭和35年(1960年)で、
缶コーヒーは昭和44年(1969年)のUCCが初となります。
このようにドラマで常子が語った缶ジュースのエピソードは正しかったのです!
しかも舞台は昭和32年ですから、缶ジュースにしろ冷蔵庫にしろ、
ちょっとしたブームも起こっていた最中ですし、
当時の世の中を表したタイムリーなたとえと言えるでしょう。
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とと姉ちゃんと花山さんvsアカバネ、面白かったですね。
そうなんですか、缶ジュースの最初はオレンジジュースなことに驚きます。また、オープナーが付いていないのにもびっくりです。だから、文章にもありましたがあまり買われなかったのではないでしょうか。
当時は規制がないから正しく表示されいのですね。
今の世界に生まれたことを嬉しく思います。でも、子供だったら、正しく表示されてたら当たり、正しくなかったらハズレとして、楽しむことが出来るかもしれませんね。
長文&乱文すみません。
ラブターン!様
あなたの暮しとアカバネの対決は劇中でも最大の見せ場になりましたねw
あれで一気に最後まで盛り上がりました!
缶ジュースは驚きですね~
わたしも昭和20年代から発売されてたのは驚きました!
規制に関しては当時はかなり緩やかでおおらかな時代でした。
食品に関してはちょっと怖いですけど…
そうですね、毒性物質が入っていたら怖いですね。子供たちの例は撤去させていただきます。
本当に、今の世界に生まれたことを嬉しく思いますね。happyです。
長文&乱文すみません。
ラブターン!様
あら~撤回なんてすみません…誤解を与える物言いをしてしまいました。
わたしは基本的にはどのような考え方があってもいいと思いますし、
見る角度によっては様々な意見も出てくると思っているつもりです。
まったくもってラブターン!様の意見の批判をしたつもりはないのですが、
ボキャブラリー不足ですみません…