あさが来た|あさの蔵野炭鉱に鳥(カナリア)がいる理由が凄かった!

 

朝ドラ『あさが来た』では、あさは蔵野炭鉱へと乗り込みますが、

炭鉱労働者とのやりとりに四苦八苦します。

 

蔵野炭鉱の炭鉱労働者たちは、親分の治郎作、納屋頭の福太郎をはじめとして

なかなかのくせ者揃い。

 

彼らと対峙することになるあさは、どのようなやり方で労働者たちに

認めてもらうようになるかは見どころですね♪

 

ところで蔵野炭鉱の飯場には、カゴの中の鳥(カナリア)がいますよね。

 

カナリア

 

何度かつなぎのショットで映し出されているこの鳥ですが、

ここにいる理由がちゃんとあるのです。しかもけっこう凄い理由でした!

 

コンテンツ

蔵野炭鉱に鳥がいる理由は?

 

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蔵野炭鉱の飯場にいる鳥はカナリアです。

※訂正

ネットで放送を見直しましたが、どうやら鳥はメジロのようです(すみません)

当時の日本の炭鉱では、カナリアのほかメジロやジュウシマツを使っていたようです

 

カナリアはガスに非常に弱く敏感であることから、ガスのセンサーや

探知機がない時代では広くガス探知機の役割を果たしました。

 

またカナリアは常にさえずっているので、異常が発生すれば鳴きやんだりするなど

リアクションが分かりやすいのも特徴です。

 

特に炭鉱ではたびたび有毒ガスが発生し大事故にもつながったことから、

カナリアを用いることが多く、 「炭鉱カナリア」とも呼ばれていました。

 

炭鉱では坑道などを下って行く際に、3羽以上のカナリアを入れた籠を先導し、

1羽でもさえずりを止めたら、退避するというのが常だったようです。

 

また新しい坑道ができた場合なども、とりあえずカナリアを入れた籠を置いたり、

場合によってはカナリアを放したりして、ガスの危険性を観察しました。

 

このカナリアを使った毒ガス検知法はかなり古くから世界各地でおこなわれており、

カナリアたちは命と引き換えに多くの人びとを救ってきました。

 

しかもこの検知法は近年までおこなわれており、イギリスの炭鉱では

1980年代までこのやり方を採用していました。

 

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さらには1995年の地下鉄サリン事件に基づくオウム真理教の強制捜査の際にも、

このカナリアを使った毒ガス検知法が採用されました。

 

オウム カナリア

(オウム真理教の強制捜査の際のカナリア)

 

サリンは無臭なので他のガスよりも検知するのが困難であることから、

古典的なカナリアによる検知法も併用されたのです。

 

また自衛隊も爆発現場などの救助作業の際に、カナリアを用いることもあるそうです。

 

あさの蔵野炭鉱でもカナリアたちが飼われていますが、

当時としては もっとも有効なガスの検知手段だったわけです。

 

決して、癒しなどを与えてくれるペットとして飼っていたわけではありません。

 

いわばあのカナリアたちは、当時の炭鉱労働者にとっては

命綱のような重要な存在だったのです。

 

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2 Responses to “あさが来た|あさの蔵野炭鉱に鳥(カナリア)がいる理由が凄かった!”

  1. 一視聴者 より:

    鳥は詳しくないのですが、カナリアではなくメジロでは?

    • rekidora より:

      ご連絡ありがとうございました。
      ご指摘のように鳥はメジロのようです
      (私も実は鳥が苦手であまり詳しくありませんでした)

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