ファミリアの売上や経営はどうなっているの?今後の展開

 

朝ドラ『べっぴんさん』で、ヒロインのすみれたちが作り上げてきた

子供服メーカー・キアリスのモデルとなっているのは子供服大手の

ファミリアです。

 

ドラマでも描かれているように、同社は創業時から高品質の製品にこだわり抜いて、

皇室御用達にもなっています。

 

また全国各地の百貨店などにもテナントとして入っており、親子2代で

製品を愛用するなどの根強いファンも多いことで知られています。

 

そんなファミリアの売上の推移や現在の経営状態はどうなのでしょうか?

 

リーマンショック以降、アパレル業界には厳しい風も吹いていることから、

気になりますよね?

 

 

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ファミリアの売上や経営状態はどうなっているの?今後の展開

 

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まずファミリアの売上の推移ですが、以下の2年間分しかわかりませんでした。

 

2015123.2億円

2016120.0億円

 

ピーク時の売上額なども不明なことからハッキリしたことはわかりませんが、

それでも少なくとも売上が微減していることがわかります。

 

やはりアパレル業界の全体的な不振や少子化などの影響で、同社も厳しい局面を

迎えているようです。

 

ちなみに主なアパレル大手の2015年度の売上は、次のようになっています。

 

ファーストリーディング(ユニクロ) 16817億円

しまむら 5470億円

オンワード 2635億円

青山商事 2402億円

三陽商会 974億円

ライトオン 782億円

レナウン  712億円

 

ユニクロがダントツですが、ファミリアが他社に比較して、かなり売上も

少ないことがわかります。

 

しかしこれには明確な理由があり、同社は決して大きく規模を拡大したり

しなかったからです。

 

昭和30年代から40年代にかけてはかなりの追い風も吹いていましたが、

株式を上場して会社規模を拡大したりもしませんでした。

 

好景気に沸いたバブル期も同様で、これらの事実に鑑みれば、

同社はかなり堅実な経営方針であることがわかります。

 

長年にわたって事業の拡大や多角化よりも、身の丈に合った経営を心掛けて

きたようですね。

 

とは言え、アパレル不況や少子化など、同社を取り巻く事情も

あまりよくないことは確かです。

 

そのため最近のファミリアは、次のような思い切った施策

打ち出しています。

 

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保育園事業の開始

 

別の記事でもご紹介しましたが、2015年に東京の港区に、翌年には

西宮市の夙川に「ファミリア プリスクール」という保育園を開業しています。

 

この保育園は英語やアートを学べるなど、通常のものと一線を画し、

保育料も月額23万円と非常に高額になっていますが、徐々に生徒数も

増えているようです。

 

2016年以降のセールの中止

 

高価な商品が多いことで知られているファミリアでしたが、毎年夏と冬に

バーゲンセールをおこなっていました。

 

しかし2016年からこれを中止することを決定しました。

 

短期的に見れば売上は落ちますが、自社ブランドの価値を高める長期的な展望から、

このような経営判断をおこなったようです。

 

既存店舗数を148店から100店まで減らす

 

こちらも思い切った施策ですね。

 

店舗数を減らすことで人件費などの見直しを図りつつ、ネット通販の事業に

力を注いでいく方針のようです。

 

これらのほかにも「オムニチャンネル」というネット通販と店舗販売を

連動するシステムを神戸元町本店など3店舗に導入しています。

 

2020年までには70店舗に広げて、30億円の増収を図る計画のようです。

 

どうやら現在のファミリアは転換期に差し掛かっていると考えて、

思い切った経営判断を次々に実行していくようです。

 

アパレル業界では大人向けの製品以上に、子供向けのほうが

売上の波が激しい言われています。

 

また子供服は成長に合わせて、毎年のように買い替える必要があるので、

高品質の商品よりも廉価な商品が好まれる傾向が強いとも

言われています。

 

そのような不利な状況の中、長年にわたり高品質でありながら高価格な商品を

売り続けてきたファミリアには、やはり大したものだと言わざるを得ません。

 

現在はターニングポイントを迎えているようですが、ファンも多いですし、

末永く頑張ってほしいところです。

 

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